これだけズラリと巨乳ヒロインを揃えておいて、主人公が胸を弄ってる絵が3枚だけ。巨乳抜きゲーの主人公とか世界で一番楽な仕事まであるのに下手糞すぎだろ。異常な環境下でも常に生徒の安全や将来を案じて立ち回り、自身の性欲を可能な限り律しようとする。まあ良い先生なんだけどな、出るゲーム間違えてんだよな。
グラフィック(18/20)
体の描き方や塗りは凄く好き。だけど制服のまま尻だけ出してセックスみたいな絵も多く、あまり活かせてないなと思いました。顔は縦長すぎて、あんまり好みじゃないので、本当に体目当てで買ったんだけどな。背景絵に関しては、全然悪くなかったと思う。桐華ちゃんの笑顔が何かキモかった。
エロ(33/50)
真矢11、桐華13、葵9、リオ11、玲奈7、二条7、エリ8。3Pが7、サブ13で合計86回の大ボリューム。とはいえ、前戯と本番が分かれて登録されていたり、服や背景が違うだけの差分のような物もダブって登録されたりするので、実数はもっと少ないですね。また個人的には被服で胸が見えていないシーンも嫌いなので、正直あまり満足感はないですね。そして一言で書いたように胸が見えていても主人公が殆ど弄らないので、こっちもイマイチ乗り切れないよね。膣の具合は探りながら掘ったりと多少はヤル気を見せるんですがね。正しく竿役って感じです。竿以外は何もしない感じ。まあ体液同士の混交が瘴気中和の要件ですから、胸とか触る必要は無いっちゃ無いんですよね。つまり、やっぱり、こう、渋々ヤらされてる感が彼からは漂うよね。性行為しか助かる方法が無いのに、最後の最後まで抵抗感を口にし続けるのも、いくら良い先生だとしても「しつけえな」と苛ついてしまいました。
シーンの構成としては、メイン級のヒロインたちの和姦が大半を占め、最後の方に寝取られがあり、合間にサブとの逆レイプが挟まり、といった感じ。結構バラエティは豊かな方ですね。射精カウンターあり。アナルモザイクなし。卑語無修正。卑語に関しては、一応みんなお嬢様なので快楽堕ち時以外は大人しめ。アバズレババアの二人だけいつでも多め。
ストーリー(12/20)
あんま前情報なしで買ったんですけど、どうやら二部作だったらしいですね。本作では学園の紹介、登場人物の相関、伏線張り、といった感じ。猿面君や呪術(黒魔術)といった和洋混ぜた伝奇的な謎、主人公の記憶についての疑惑、サブの少女たちが未経験ながら処女膜がない謎、等々。次作でキチンとまとまるのなら、それなりに面白いお話になりそうですけどね。正直エロのセンスがライターさんと噛み合ってないけど、シナリオ目当てで(続きが気になるのでw)次作も購入しようと思いました。
さて、問題の主人公ですが。玲奈を励ましながら、廃部についてリオと掛け合いつつ、リオ自身のオーバーワークにも気を揉み、庶民の葵がお嬢様学校に通う苦労を聞いてあげたり、桐華の夢を応援してあげたりと八面六臂の大活躍でした。ヒロイン全員から淡い恋心を向けられるのも自然なことでしょう。そして、この淡い恋心というのがミソで、寝取られ時にヒロインの口からサラリと「好きだった」というような言葉が出てきて、なんとも切ない気持ちにさせられる。ただ主人公側の気持ちが一人のヒロインへの恋愛感情ではない(あくまで生徒の一人として接していた)ので、本格的な寝取られモノという趣でもないんですよね。これを中途半端と感じる人(キチンと恋愛関係を築いた後で寝取られて欲しい派)も、これくらいの塩梅が良いという人も居るので、何とも言い難い。いずれにせよ次作では、このヒロイン側の淡い恋心をどう利用してシナリオ構築していくのかにも着目してプレイしようと思いました。
最後に、システム面、というかプチ攻略要素のようなものですが、これはチョット不要に感じました。体力ゲージにしてもゼロになるビジョンも見えないし、モラル値みたいなのも機能しているのかしてないのか判然としません。浸食度に関しても、緑(安全圏)の子も「諦める」ことが出来てしまうし、首を捻ってしまいますね。また体力ゲージ減少時の「プ~ン♪」みたいな効果音が僕の放屁音に酷似しており、鳴る度に(無意識に屁が漏れてしまったのかと思って)ドキリとしてしまって、単純に不愉快でした。
そしてこれらの、謎に頑張ったゲーム性のせいで、イベントの時系列が乱れ、会話に違和感が生じるというアレ。まあ工夫を凝らす意欲は買いたいけど、今作に関しては労力に見合った面白さには繋がってなかったと思いますね。
音楽(5/10)
主題歌が1曲。何とも言いにくい出来。伴奏の音にボーカルが負けてて、まあまあ聞こえない。BGMに関しても無難なラインナップでしたが、「浸食」とそのアレンジ版である「EROSION」は良かったです。妖しい非日常感が上手く醸し出されていました。
合計(68/100)