抜きゲーらしさ溢れるルートと萌えゲー感が強いルートがバランス良く配置されていて飽きずに全クリできました。ちなみに一年分のアペンド入り版をプレイしたので点数はその分高めにつけてます。
グラフィック(19/20)
個人的に美人なキャラを書くのが上手い人って言うとたすく先生なんだよね。今作も美麗でした。アペンドにより、服装差分も非常に豊富で、楽しませていただきました。
エロ(41/50)
本編が7枠。アペンドで6回追加。そして五人ヒロインですから大ボリュームと言って差し支えないでしょう。ただ後続作で実装された性器呼称システムが無く、必然的に卑語の頻度で劣ります。またラブリーコールにしても、エロシーン中の違和感が後続作より大きく、音声加工でもしたんだろうかというような酷いものもあり(もちろん自分の名前以外試してないですから、僕の名前だけクオリティが低かった可能性も皆無ではないですが)、やはりシリーズの元祖ということで色々と発展途上な部分もありましたね。
その他、気になった部分としては、胸が隠れる構図が結構多かったことですね。ちなみにシリーズはプリティケ1・2とラブリケ2をやりましたが、多分ここまで隠れてはなかったと記憶していますので、ここも改良してくれたんでしょうね。
まあ微妙な箇所もありましたが、やはりボリューム満点で、大抵のシーンは良い構図をしていましたし、総括としては満足いくものでしたね。三か月程度PCに駐在してくれたんじゃないかな。ありがとう。
ストーリー(15/20)
思いのほかストーリ性があるというか、起伏があると言うか。ラブリケ2も多少名残がありましたが、それ以降は起伏はほとんど無いイチャラブ萌え抜きゲーみたいな感じになりましたよね。まあどっちが良いかは人それぞれでしょうが。とりあえず、今作は主人公が天涯孤独(叔父が後見人)の設定で、やや斜に構えた引き籠りというスタートで、そこから変わっていくストーリでした。なので無色透明の主人公ではなく、普通に彼の設定も活かして話作ってますし、成長物語的な結末になったりもします。
二人だけヒロイン抜粋して詳細を書きます。
まず天ケ瀬優希ちゃん。とても可愛いっすね。快活で人当たりの良いクラスの人気者的立ち位置。庶民派なのかと思っていると、実は世間ズレしてない良家のお嬢様が、せめて学校では家の抑圧を忘れたいという反動がそうさせていたという設定。いい子ですね。萌えゲーのお手本みたいな。そしてこの子、庶民の遊びを学ぶために放課後になると主人公の後をついてくるという子犬みたいな愛らしさを見せてくれて、まあ大いに癒されました。システムと連動した萌えとか上手いよね。そして次第に教室でも人目を気にせず懐いてくれるようになる王道展開も抑えつつ、無事カップルへ。使い古されたような毒親との確執展開もまた古き良き萌えゲーを彷彿させますね。まあイラッとしたけどね。
ついで七沢由仁ちゃん。地味だった中学時代から心機一転、髪形を変えファッションを変え、イメチェンに成功した途端、その男好きする豊満な体が注目されるようになり、数多くの男に告白され、校内一のヤリチンにも言い寄られる。テニス部所属。このような三秒で寝取られそうな設定が、しかし抜きゲーとして生きてましたね。序盤は主人公側から見て、寝取られ想起を促す設定で。ルートに入ると、偽りの恋人関係と、それを続ける為に体を重ねる展開を見せ、今度は逆にいつか出来るであろう由仁の本当の彼氏から主人公が寝取っているような寝取り想起を促す設定。テキストもバンバンそこらへん煽ってきて、「おー、抜きゲーだなあ」と感心。あくまで和姦の範囲内で、寝取られ・寝取りを、想起させるという形で上手く使ってきましたね。
ちなみに、先生の二人は、メガネの方が抜きゲー的展開。三朝さんの方が萌えゲー的展開。綾ちゃんが中間くらいって感じでしたかね。まあ本当にバランスよかったですよ。
音楽(6/10)
ボーカル曲は一つのみ。歌詞を見るに、主人公への応援ソングみたいな様相で、こういうゲームでは珍しいなと感心しました。中の人は由仁ちゃんなので、彼女から彼へのメッセージなのかな。
合計(81/100)