白髪赤目が導いてくれる。君にとっての、都合の良い結末を---
めぐり>未来>理世>琥珀>奈々菜
圧倒的良作。
前半の和気藹々とした演劇パートから不穏な要素(顕現した折原京子、来々のめぐりに対する仕打ち)を滲ませてからの後半パートでの怒涛の伏線回収&鬱展開が心地よい。
登場人物の心情パートの唐突さだけ気になるものの、それ以外は文句なし。
①箱鳥 理世
唯一の良心。
②天使 奈々菜
序盤の展開が衝撃的すぎる。家族に愛されたい奈々菜と自分より劣った妹が欲しい環で利害が一致するのが控えめに言ってキモイ(誉め言葉)。諦めたと思ったらまた妹になるんかい!!!!終盤でお母さんと話し合う必要ある?
③折原 氷狐(瀬和 未来)
お兄ちゃん大好き好き好き系妹。湿度が高い。演技の才能さえなければ良かったのに...。結局生き返ることはないのが悲しい。
④匂宮 めぐり
ツンデレ高飛車お嬢様という使い古されたキャラではあるがとても魅力的。環とのイチャイチャが甘すぎる。初心者の双葉や琥珀にアドバイスをしてあげる人格者としての一面もあるが、年相応にクソガキ。来々にめちゃくちゃされた後に怯えながら「天兄ぃ…」と昔の呼び名になるのがどちゃしこ。
⑤架橋 琥珀
舞台装置さん。折原氷狐の演技力だけ付与された中身空っぽ人間。一番不憫では?
⑥倉科 双葉
女の子大好き人間。メインかと思ったらサブ。成長譚かと思ったら対して演技は上達しない。琥珀の引き立たせ役。人間として一番できてる気がする。
⑦白坂ハナ 天樂来々 椎名朧 龍木悠苑
良質な舞台装置さんたち。特に来々。四者四様の挫折経験があるゆえ死して尚、めぐりを救うため頑張ってくれるお兄さんたち。彼らなしではルぺルカリアはあり得ないくらい良いキャラしている。