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tearoseさんの星継駅擾乱譚の長文感想

ユーザー
tearose
ゲーム
星継駅擾乱譚
ブランド
raiL-soft
得点
70
参照数
8

一言コメント

おねショタ

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

おねショタ好きにオススメ。
好みに合えば使えるはず!

絵、シナリオ、音楽、声優の演技がいい。
駅や乗り物などの絵もあれば更に楽しめると思う。
世界観に合った文体、表現で序盤から楽しめた。
一本道のビジュアルノベルながら、エロシーンもしっかり挟んである。
基本的には駅を舞台に据えたドタバタ劇。
かなり滅茶苦茶な展開というか阿呆なキャラが登場するお陰で物語が進む。


ここからネタバレあり↓



実は主役は移動舞台。
移動舞台という名の乗り物で、列車がステージになっていて芸人が乗っている様を想像した。
一座の芸人、とその周辺が登場人物。
この移動舞台がくせ者で、まるで自らの意思を持っているかのよう。
主人公の少年は、この移動舞台と人生を共にする一座の座長。
風変りな登場人物たちの中にあっては主人公のキャラ付けが弱い。
ませた少年ではあるが、もう少し少年らしさがあれば光ったと思う。
故に主役は移動舞台となる。

謎は明かされるのか?
ヒプノマリアのセリフが意味深。
ここの世界観の設定はライターの頭の中には秘められてるんだろうが、プレイヤーには謎のままゲームが終わる。
続編をプレイしたら分かるのか?

新たな章が、または本格的な物語に突入するよ!という辺りで終わってしまう。
名前しか登場しないキャラもいるのに何てこった…。