雰囲気ゲー
全体的にダウナーな異世界とまったり気味の学園モノが共存している作品
異世界の独特な雰囲気にどれくらい引き込まれるかが好みが分かれる最大のポイント
このバランスを上手く使い分けられると更に良い作品になっただろうが、ところどころバランスを崩している
序盤は世界の正体が分からないこともありかなり緊張感があるが、共通の後半から個別の前半くらいまでは学園モノによりすぎて
緊張感がなくなってしまっている
魔女もランチタイムにみつかったらやばいといいつつ、実際は西野さん以外は日和るのでここら辺も緊張感がなくなる原因となっている
Trueを除けば一番良いのがフユルート
感情がないキャラが徐々に感情を持つようになるという、一見使い古されたテンプレ展開だが
無機質だったキャラが徐々に柔らかくなっていくのは至高
ヒロインの魅力を最も引き出しているルートだった
ルートを進めるごとに徐々に謎が解明していくサスペンスモノでもあるので、展開を予想する楽しみがあるのも特徴
Trueでは再び緊張感が高まるので、アキちゃんの癒され度と共にある程度高評価
アキちゃんは日常系シナリオだとただ大人しいだけのヒロインになるが、異世界系にぶちこまれたことで癒し系を生かせる良ヒロインに昇華した