物語を始めてから終わるまで、優しい気持ちをくれてありがとう。
この作品は散々語られている通り人を選ぶし、低評価があるのも非常に納得できる。
ただ、自分にとっては非常に良い作品だったと思いこの得点にした。
一つ一つのヒロインの話が、非常にボリューム、これだけで一本別ゲーム作れるのでは?というくらいのテーマが語られる。登場人物一人一人に対して思い入れがあるといえるくらい濃い話が多かった。
それに、音楽・背景などゲームを彩る部分も非常に美しく心に残る。
特にセカンドオープンニング。これを用意してくれたのは本当に良かった。
クリアして「本当に良かった」といえる作品であったと思う。
ただ、満点(100点)出ない理由は、
・ちょっと見過ごせないくらい誤字、誤演出が多いこと(重要シーンでもあったりするのが…)
・クロルートに突入してから色々語られたハル・あず咲先輩関連の話でフォローされない部分が多かったこと
そこは今まで小さな謎・出来事・登場人物の心情・世界観の描写が「これでもか」というほどあったので、
この辺に最後まで何もなかったのが、若干肩透かしを食らってしまった。
ただ、クリアして冷静になってみれば、クロルートはあくまでとクロと主人公話なのだ。
だから、あれでよかったのと思えるようになった。
他の方の感想を拝見したが、最後が一番泣けたというものが多かったので、最後ぽかんとしてしまったのはもったいないことをしたように思う。
なんにせよ色々フォローしたファンディスクを期待しています。