主人公と対照的で似た者同士な和菜がいい。二転三転したエンドは、あれで終りかと思って雪解けを見落とすところだった。演出の美しさが光る。推理物の評価の仕方は知らないが、自分の期待したテーマソング「恋獄」の表現する意味合いは生かされていたと思う。
2度めの追記。
んー。なんだ、あれで終りかと思ってた。
前半一段落した時に冬史が言った「皆が強くある必要はない、出来る事をすればいいんだ」的なことが主人公をとりまく登場人物の活動ぶりに反映されていると、私は思います。
例えば冬史、和菜、時子、と主人公が言い争うシーンにいえる。
キャラの被らないバランスの取れた登場人物陣を繋ぐ、フラックス的な役割を果す主人公、ととるか、主人公ががつがつ解決すべきなのにふがいない、ととるか。
人によって俯瞰の仕方が違うとは思うが、皆の納得する主人公であるためには、八木沼くらいエンドによって印象が違うべきだったのかな。
体験版の雰囲気に惹かれた人にはお薦め。塗りこみ・演出・音楽・声優(有島さんがいいなー)は文句なし。
イイ台詞をよく吐いていたのは冬史。セブンオブナイン的大人なクールビューティー好きにはたまらんキャラでした。