本当に最後の最後までプレイしないとわからない。 狂っているようで本当はすごく悲しくて、いろいろと考えさせられる作品でした。
体験版とサイトで気になったので購入。
感想とか気になったことを。
頭はいいけどちょっとずれている主人公の秀。
尻尾を切って逃げた蜥蜴と電車で轢かれた少女を見て
再生する人間の存在に興味関心を持つ。
それから図書室でいろいろ調べて人間の再生した記録を見つけて、
それを検証したくなって切断行為に走っていくといった感じ。
話が進むごとに秀の行動がどんどんおかしなことになっていくけど、
実際は愛する幼馴染の死を受け入れることができずにおかしくなってしまったかわいそうな子。
ちなみに最後にわかるこの秀の一連のネタばらしは圧巻。
叶は頭はあまりよくないけれど人当たりがよくやさしい。
もともと秀が気になっていて図書館での調べ物を手伝うことで急接近。
過去に弟を亡くしたショックから別れに対して過剰な恐怖心をあって、
切断行為に走る秀を止められず自分の身体をどんどん切っていって、
最終的には食べられてしまうか、バックに入って駆け落ちしてしまうかわいそうな子。
智秋は学年トップの座を奪われ付け込む隙がないかと秀に接近。
過去に両親と確執があり多分反抗期をまともに経なかった?ため、
密かに自分の身体を傷つけることでささやかな抵抗をしている。
そして次第に切断を行う秀に、自分の腕を切断するように持ち掛ける。
最終的には事故死するか自殺してしまう、これまたかわいそうな子。
真菜香は学ぶことに興味が持てずに学校にいかない不登校児。
秀に興味関心を持ち、再び登校するように。
達観しているように見えて、夢が叶わなかった過去を引きずっている。
他人や自分の苦しむ顔を見ることで過去を克服したと思い込もうとして、
秀に自分の腕を切るように頼みに行くといった感じ。
最終的には腕を切る直前で我に返るか、腕を切ってかつ電車に轢かれた秀の首を持ちかって微笑む。
どちらにして過去を克服できずに終わる、やっぱりかわいそうな子。
だいたいはこんな感じ。
駄作のキャラたちと違ってそこまで深い闇を抱えていないけれど、
それがこの作品のポイントなんじゃないかと思った。
ちょっとしたトラウマでも幾つかの偶然が重なればそれが凶行に繋がる、
要は誰もが狂人になる可能性があるというのが、
この作品のメッセージ性なんじゃないかと思うけど違うかな?
最後にHシーンは、意外にも?そのほとんどが和姦でした。
後半は血まみれなシーンばっかりでしたが……(これは予想通り?)
あとオナニーのシーンも結構多かったかと。
以上長々と書きましたが、期待していた以上のものがあって大満足。
続編?もでるみたいなので、それにも期待。