主人公の情熱が、全てだ。
エロさ爆発の主人公！！その勢いはとどまる所を知りません。
それに加え女子たちとお近づきになりたいという情熱が、
良くも悪くもこの作品を作り上げています。
とにかく、エロさで押し切る！
そう、ノリが全てと言っても過言ではないでしょう。
ゲーム開始早々に、主人公が女子校の憧れのマドンナである鉄子に対し、
何ら面識がないにもかかわらず、「鉄子すゎ～～～～～んっ！！！！！」
って飛びついて張り倒されるシーンがあります。
つまり、そういうゲームだと言うことです。
最大のウリは正しくしょうもないイベントの数々ですね。
下らない作戦を本気で考えて実行し、
終いには玉砕するプロセスが本当に面白いし笑えます。
銃火器を愛する軍オタやホモといった、ねじの外れた？
個性的なキャラクター達によるぶっとんだ発言や、
テンポのいい会話がイベントをさらに盛り上げています。
さて、気づいた人がいるかもしれません。
そう、主人公はただの色魔なのだと。
確かにそうかもしれませんが、
エロ（本能）に関しては真摯でいつも全力な姿勢は、
これはこれで憎めないんですよね。男の中の男？というか。
シナリオはどうかというと、まあ、及第点と言ったところでしょうか。
無理に背伸びをしなかったのはよかったのではないかと。
ヒロイン達はお金持ちのお嬢様で主人公と恋に落ちました・・・
さて、予想される展開は？数をこなしている方なら簡単に想像がつくのでは。
それにしても、空ルートで父親と戦争することになるとは。
戦車やヘリを引っ張り出して互いに本気で・・・無駄にスケールが大きいです。
その他の要素はどうだったのかというと、
まずグラフィックについてですが、可もなく不可もなくで普通の出来です。
立ち絵も然り。
ただ、かがりのネコ耳はいらないでしょ。耳だけ浮いていて、違和感バリバリ。
次にサウンドについて。OP曲はかなりキてます。スキップしたいと思いました。
BGMは特に印象に残らなかったので、普通なのでしょう。
CVはそれなりの人がそろっており、レベルは高いです。
特に一色姉さんとまひるさんはねえ、いいですねえ、やっぱり。
演出やシステム面は問題なし。
総評として、下ネタ好きで、ノリだけでもいけるぜ！
と言う方にはかなりお勧めです。
その反対に過度の下ネタはどうも・・・と言う方は全力で回避して下さい。
最後に、主人公のボロ屋は何度もヒロイン達によって廃墟にされるのですが、
なぜか次の日には元通りになっています・・・何故だ。。