コンセプトに迷いがない良き変態ゲー。
とにかく困ったら「す~は~・・・くんかくんか!!」を連発。
とりあえずにおいを堪能せよという姿勢には笑い、もとい脱帽しました。
あの思い切りにおいをかぐ独特の効果音が今も頭から離れません。
「す~~は~~~!!!」
こたつに変身してにおいをかぎまくるとか、もはや末期的なフェチです。
マイナーな需要にも応えてくれるのはポイント高いです。
さて、くんかもそうですが、変身も同じくグッド。
なんせアイテムがとても豊富です。そして笑える。
日常の生活用品といえども、よくもまあこんなに考えられるものだと感心しました。
蛇口やストローならよくわかります、お約束?ともいえるので。
ただ、シフトレバー、ゲーム機、パソコン、扇風機、選択乾燥機、さらにはタンポンとは・・・
さすがに想定の範囲外です。
使いこなすのは簡単。チンポを生やすだけ。何でもあり、もちろん物ですから。
と言わんとばかりに強引な展開をさも自然な流れでやろうとするので、
思わず噴いてしまうことしばしば。
もちろんホールインワンもありますし、無駄なコンボ技やアニメを入れる力の入れよう。
バカエロここに極まれり!物になるって素晴らしい!頭を空っぽに、ビバ!
ではシナリオですが、期待するのは野暮ってもんです。
変身データを必要とするナナコの正体とは?これが全てです。
でも最後に全てのルートが一つにつながるのは嬉しいものです。あくまでも一応ですが。
シナリオはそんな感じですが、相変わらず会話は面白い。
下ネタを織り交ぜつつ軽口を叩く主人公と一風変わったヒロイン達との会話が絶妙です。
中でもストリッパーローザの妄想新婚生活の会話は秀逸。
面白いだけに作業ゲーなのがもったいない限りです。
最後にその他の点について。
グラフィックはあかざ氏ということで文句なしでエロいです。
やはり脚フェチは伊達じゃない。これはスタッフ総出で確信犯だな。
作品を重ねるたびに安定感が増していっているような気がします。
サウンドはテンション高めでグッド。コンボなんか妙にテンションが上がります。
CVは抜きゲーならではの強力布陣で申し分ありません。
システムや演出は気合入ってますね。
動作は軽快、コンフィグは使いやすく、演出は妙に凝ってる。
丁寧に作り込まれているので驚きました。
それにしても未来のゆるキャラことナナコ可愛いなあ。ぬいぐるみが欲しい・・・。