これはいかんでしょ。
うわっ・・・やられた。。
風呂敷を広げるだけ広げてエンディングに即直行とは。短すぎるよ。
あきら氏の新作ということで期待していたのですが、がっかりです。
続編を作るつもりなのでしょうか?ライターの藤海氏は何を考えているのでしょう。
過去作ではちょっとばかしやっつけな所はありましたが、
この仕打ちはいくらなんでも・・・。
このお話にはかなりの未解決部分が存在します。
抗議の意もこめて、以下列挙していきたいと思います。
まず、話のアウトラインについて。
ある日突然空に浮いている4つの城のうち1つが、
とある王国の地方都市に落ちてきました。
城が落ちたと同時に、その地方都市では真の災厄が訪れる前兆として
怖れられているエクリプスという怪物が現れるようになりました。
一連の事件を調査しに、天才の若き情報局員ジードが
女王の勅命を受けて派遣され、転入先のアブソリュート魔法学院で
出会うヒロイン達と共に解決に当たるのです。
まあ一応表向きとしてアウトラインは解決しています。
真の災厄は実際に現れてジードと同じ若き天才の王国軍の少佐である
ジャバハによって撃退されています。
本来ならこの程度で風呂敷を畳むべきだったのでしょうが、
余計な肉付けをし過ぎです。
まず、冒頭に登場した謎の建造物に侵入したこれまた謎の組織とは一体?
次に女王は一連の事件を目の当たりにし、
積年の望みがようやく叶うと言っているがその狙いとは一体?
そして3つの浮遊城のうち、1つの城に乗り込んだ際に支配者の妨害を
受けているが、その支配者の正体とは?
また、中心部にある水晶とは一体何か?
まだまだ・・・真の災厄が訪れた際に現れた怪物を弱体化する効果を発揮した
アブソリュート学院内の地下ある謎の水晶は一体何なのか?
ジードの行く手を阻む謎の占い師ユスティティアの正体とは?
あるBad Endではジードを泣く泣く殺すの何故?
白いローブを纏うセドナは一体何者?
浮遊城の謎を知るにはまだ早いと言い放った紳士怪盗って何者?
ユスティティアがほのめかしていた、ミリアムの指輪の効能・効果とは何なんだっ??
一応自分が疑問に感じたことを挙げてみました。
何とかして続きを作ってもらえませんか。
今作品がフルプライスだったことには目をつむりますから。脳内補完なんて無理です。
まあ、愚痴はこの辺までにして。良かった点をば、やはりあきら先生の絵でしょう。
チェリーソフトの時からお世話になってますが、
それなりの時間が経過したせいか、かなり丸くなりましたね。
洗練され、可愛らしい絵になりグッドです。
あと、良いのかはわかりませんが、
藤海氏らしいというか過去作ほどではありませんが、
Bad Endを用意してくれたことは個人的には良かったです。
緊張感があり、より一層ゲームが楽しめていいですね。
また、氏の日常会話はテンポがよく、それなりに楽しませてくれます。
けっこう下系ではありますが。それだけに本編がちょっと残念ですね。
その他サウンド、CV等良く出来ているだけになおさら。
続編があるといいなあ。。