なぜ救われるのだろう。
この外道がっ!というゲーム。
まずはノーマル(陵辱)ルートのほうから。
なんといっても時間封鎖能力は斬新でしたね。
時間の全封鎖、部分解除、全解除・・・これらを使ってヒロイン達を精神的に、
そして肉体的にじわじわと追い詰めていくのは見ものです。
ほぼ万能とも言える能力もさることながら、
その能力を見事に使いこなす主人公のスペックもかなりのもので、
快適に?プレイできます。
頭脳明晰、冷静沈着、用意周到と超人の域に達しており、
あらかじめ標的の思考や行動を読んだ上で事を起こします。
もう言うことなんてありませんね。
さて、やはり最高だったのは麻耶佳ルートでしょう。
なんせ彼女は反吐が出るほどに主人公を嫌っており、
陵辱するたびに
「殺すっ、殺すっっ・・・八つ裂きにして殺してやるぅぅーーーーーっ!!」
と絶叫するだけでなく、ホントに殺しにかかります。
ある日は鞄の中に千枚通しを忍び込ませ、
またある日はバイクで轢き殺そうとします。
そこまでやられると俄然犯る気が出てきます。
公衆の面前での露出や、お漏らしプレイ等々、挙句の果てには
肉便器と成り果てた姿を見ると、言葉では言い表せない感慨に浸れます。
それだけ麻耶佳ルートのインパクトが大きかったということです。
その他のルートはちょっと霞んでしまうかもしれません。
それでも印象に残ったルートはほのみでしょうか。
主人公と一緒ならどんな羞恥も受け入れられるという主人公に
半ば依存してしまっているほのみ。
主人公に散々弄ばれ、終いには見捨てられて自我が崩壊する様にはグッときます。
個人的にはちょっと可哀想な気がしないわけではないのですが、
ほのみに思い入れがあっただけに。。
肝心のプレイの内容ですが、ちょっと物足りない感じがしますね。
単純な陵辱と露出プレイがメインで、
輪姦・お漏らし(スカッとする場面はあるけどCGの描写はないので、
耐性のない人でも安心)がちらほらと。
ハードなものを期待するとモロに肩透かしを食らいますのでご注意ください。
それではトゥルールートに関してですが、微妙ですね。
実は冒頭に出てくる「主人公だけの世界」、それはパラレルワールドであり、
主人公は真に欲していた人との関わりを取り戻すために、
元の世界へ戻るというオチ。
主人公も真っ当な人間だったのです♪
ってねえ何を今更。「この世界の秘密」としては弱すぎます。
優の正体も完全にわかったわけではないですし。
この程度なら陵辱一本で、別にルートを用意しなくてよかったのでは?
と思ってしまいました。
では、最後に作品の構成要素について。
グラフィックはさだヲ氏ですので特に問題ないです・・・
が、一部キャラの眉毛が気になってしょうがないです。
この作品以外でも見受けられるのですが、これって自分だけ?
サウンドは普通です。どんより、ドロドロして作品とはマッチしています。
CVは麻耶佳こと小倉さんの殺人ボイスは必聴です。
萌えボイスとは正反対で凄いことに・・・。
他の方も上出来ですので、あしからず。
システムは、バックログが見にくいですね。
活字がびっしりと並んでいるので探す必要あり。改善して頂きたいものです。
総括すると、能力よし、主人公よし、
陵辱モノといってもそれほど激しいプレイもなし。
辱ゲー初心者から中級の方にお勧めします。