真面目顔で演じられる茶番劇を目の当たりにすると、どんな反応をしていいのか困っちゃう。そんな戸惑いを覚える学園ハーレムARPG
ヴァージョン1.15でプレイ。
DUEL SAVIOR後継作ポジションですが、とにかくシナリオの出来が非常に厳しい。
物語の大枠や設定はまだいいとして、キャラ同士の掛け合いや会話が切り張りしてんじゃないかと疑いたくなるくらい在り来たり且つ短絡的で、目を覆いたくなります。
構成は、DUEL SAVIORのように周回ごとにシナリオロックが外れていくタイプではなく、一周で真ボスまで到達可能な仕様。
ヒロイン個別の親交イベントは薄く、各キャラごとの主要エピソードはメインルートに組み込まれていますが、
だからといってメインシナリオ内で背景などがしっかり描写されているかというと、そんなことはなく、さらっと語られる程度でおしまい。
プロット自体は破綻してないですが、一本道の構成を生かせているとは言えず、物語内で繰り返されるのは辟易するような茶番ばかりでした。
ACTパートはDUEL SAVIORの横スクロール2Dのシステムをベースに、より一対一を念頭に置いた作りになっています。
敵の攻撃を見切ってカウンターを叩き込むのはなかなか楽しく、ボス戦はそれなりに熱中できました。
一方、雑魚が大挙して襲ってくると厄介で、必殺ゲージが溜まっていない時は、慎重にヒット&アウェイで数を減らさなければならなくなります。
ここらへんは一長一短なのでしょうが、とにかく乱戦の爽快感はDUEL SAVIORよりも大幅に減じてしまいました。
一対一を重視するならRPG要素を新たに導入するより、むしろシナリオに沿った固定戦闘方式の方が相性良かったんじゃなかろうかとは思います。
エロは、各キャラ4枠ずつあるくせに、そのうち3枠がペッティングという驚きのソフト路線。
一回ずつの本番も、やはり切り張りっぽいテキストのため面白味無く、少年誌のお色気マンガにも劣る実用性でした。
とまぁなんのかんの文句言いつつ、無料配布されてるエクストラシナリオ(とても短いの6本)までダウンロードして読んじゃうほどには満喫しました。