これは究極のシスコンとブラコンの物語である…
ゲームによってヒロインの数というのはまちまちだが、基本的に5人前後が一般的である
だが、本当にそんなに必要なのだろうか?
人の嗜好というのは、それこそ、その数だけあるのだろうから、多様なニーズに出来る限り答えようとするのは娯楽を提供する側としては当然の判断なのかもしれない
しかし、しかしだよ、複数の女性に言い寄られ、ねんごろな関係になるのではなく
一人のヒロインに誠実に・・・そんな作品があっても・・・
いや、むしろ、そんな作品こそがいい歳をして、結婚もせず、社会を顧みず、エロゲーなぞばかりやっている人間には正なのではないか
このゲームのヒロインは姉で、アラサーで、養護教諭で、過去の男のことを振り切れないで・・・
たしかに受けないかもしれないさ
だが!だが!!そんな理屈など抜きで、こんな…こんな可愛い姉がいたらそりゃあ惚れるともさ!!惚れるよ!!!
それでも、このゲームは一人の女性の魅力ってーものを遺憾なく、余すことなく、徹底的に、完膚なきまでに魅せてくれる
今までやってきたなかで、間違いなく最上級の、姉に、姉を、姉への熱い思いを感じさせてくれる作品だ
エロゲーがつまらなくなったと誰が言った
そりゃあ、私だって成長して環境も変わり、いろいろな作品をプレイして、辛口な意見をいうことも増えたけども、プレイする時間も減った
たしかに、古参の人らがそういう気持ちも分かる
それでも、ときたま、このような作品に巡り合えるのだから、まだまだエロゲーマーは辞められそうにない
そして、かの震災に販売が危ぶまれたという経緯があるそうだけれども・・・
こうやって、陽の目をみて、私の手元まで送り届けてくれたメーカー様には心よりの感謝を送りたい
このゲームは萌えゲーアワードにてメディア支持章を頂いている
この作品は震災が絡んでくるので、それについてうんぬんかんぬという文章だが
まぁ、それはおいといて、良作ながら、あまり私が注目していない作品をしっかり拾っていたりするので、恐れ入るな