CD版所持の人は拡張パッチ必須。のの人気が目立ちますが、男性も含めて殆どのキャラが魅力的ですし、ほのぼのした暖かい中にほんのり寂しさが漂う雰囲気が最大の魅力かと。
この作品で目に余るのが、主人公がやけに下ネタを口にすること。ただ、これはエロシーンが多くなる後半で不自然にならないので長所でもあります。それに、多少はヘタッたりするものの、基本的にどのルートでも誠は男らしい性格で好感が持てるタイプなので、すぐに気にならなくなると思います。
主人公だけでなく男性キャラの殆どが好漢です。やたらと濃い山本先生も、バカなボンも、無口なとも兄も決める時は決める人達です。
女性キャラしか作り込まれていない作品に辟易している人達に是非プレイして欲しい作品です。
最強の萌えヒロインの猫宮ののについて。
シナリオもそれなりに良いですが、キャラの魅力が凄すぎて全てが食われてしまっています。シナリオしかり、ゲームそのものしかり。ただ、その魅力がファンディスクでは更にアップしているのですが、それはまた別のお話。
バカな子ほど可愛いというタイプの柚姫衣織について。
一昔前に流行った萌えキャラのステレオタイプらしいですが、今では振るわず人気投票ではヒロイン中でダントツの最下位。
シナリオは柚ねえより、むしろとも兄に萌える為に有ると私は思います。
真ヒロインであろう天地祭について。
彼女自身も良いのですが、彼女の場合は「もう1つのよつのは」のシナリオが最高です。交換日記と宝探しに込められた気持ちを思うと号泣してしまいました。
ところで、作中で彼女の髪型をポニーテールと言っていますが、サイドポニーとかサイドテールと言うべきではないかと思います。
祭と対になる裏ヒロインの雪亜凛沙について。
彼女は自分のルートまで殆ど登場しないので、公式HPでかなりネタバレなあたりまで紹介されていたり亜凜沙紹介Flashまであったりと、影が薄くならないように努力がなされています。
彼女のシナリオは色んな面で祭と対になっています。最も長い時間一緒にいた祭と少しの間しか一緒にいなかった亜凛沙、他の幼なじみが好きだから誠を嫌いになろうとした祭と誠を好きでい続けた亜凛沙、タイムカプセルに大事な意味を込めた祭ルートとタイムカプセルを埋めなかった亜凛沙ルート。そして多くの共通点。だからこそ祭が亜凛沙に協力した事と彼女への敵視が際立つんだと思います。
鬱にならずに泣きたい人、とにかく萌えたい人にはおすすめの作品。中でも、ロリ属性が少しでもある人には特におすすめです。