プリム最高。焼き餅最高。燃えも十分有るよ。そんな作品。大きな山場が3つ有りますが、関連イベントなどに違いが有るものの根本は同じなので、好きなキャラからプレイするのが良いかと。キャラに合ったクエストがそれぞれに有ったり、日奈々に本番があったり、ファティシアルートがあったりしたら、もっと高得点を付けていました。
各ルート毎に感想を。
メインヒロインのプリムルート。
ロリムでの本番が無いのが非常に悔やまれます。
物語の核心となる設定については表層しか触れていないにも関わらず、それぞれのエピソードが充実しているしプリムは可愛いしでメインヒロインに相応しいルートでした。
燃えも萌えもトップクラスの完成度で、人気投票で1位なのも納得です。
焼き餅バンザイなライムルート。
プリムもライムも嫉妬心全開の三角関係が最大の魅力。
コパンとか面白い要素が有るストーリーなのに、そんなの二の次三の次といった感じで、黒ライムや三角関係を楽しませて貰いました。
プリムとの一度の過ちの筈がヒットしてしまって、結婚をかけて更なる修羅場という未来を妄想してしまいました。
黒ライムはマリアルートではもっと活躍出来たのではないかと思いました。理由は以下で。
おっぱいと言えばマリアルート。
公式サイトによると、元はライムこそがおっぱいキャラだったみたいですが、乳製品の会社ってことでこうなったのでしょうか。
ところで、序盤でライムをさんざん煽っておきながら颯爽と琥珀を掻っ攫っていったマリアは、黒プリムより遥かに腹黒いのではなかろうか。その事に対して、マリアもライムも何も言わないのが妙な生々しさが。
大人なミンティアルート。
ミンティアが大人というわけではなく、大人キャラ達が大活躍するルート。
ガチで最強なカップルって事になるのでしょうが(リカルド教室ではミンティアが別格過ぎですし、後輩2人は魔力はともかく戦闘能力としては未熟でしょうから)、それが活かされたイベントが無いのが残念です。2人が協力したらパワーバランスがおかしいからかもしれませんが。
おかしいといえば、前に入れれば後ろで出すし、後ろに入れれば前で出すという選択肢は趣味趣向を無視した選択肢ですね。あくまでシーンの選択という事なんでしょうが。
あと、ファテシアルートが欲しいとすごく思いました。
チャイムルートなのか心配になったチャイムルート。
日奈々ルートや日奈々&チャイムルートとダブっている部分が多いので。
このルートは、琥珀が最もエロに積極的になるルートでもあるかと。実は、琥珀の性的なストライクゾーンがチャイムなのかもしれません。
さんざん引っ張った封印については、納得のいく理由や秘密も有りましたが、そこまで引っ張るのもどうかと思いました。そのタイミングでバラす事による面白さとかが有るわけでもなく、秘密のうち最も核心となる部分については既出の情報であるために意外性という面でも弱かったですから。琥珀の優秀さと、引っ張りすぎた事が失敗だったのではないかと思いました。
最も物語の核心に迫っている日奈々ルート。
今時、血縁だから本番無しって珍しいかも。
ストーリー的には面白いのですが、恋愛物としては色々と不完全燃焼でした。もう少し琥珀はハメを外しても良かったのではないかと。せめてエピローグくらいは。
要注意な日奈々&チャイムルート。
それなりに幸せではあるのでしょうが、バッドエンドということになるのでしょう。
主人公自身もストーリーもグダグダで、かといってバッドエンドという程不幸でもないというかある意味勝ち組という、微妙なルートです。
でも、パルティータ大会はある意味プリムルート並に面白かったです。別方向ですが。
これを最初や最後にやると、モチベーションや後味に関わると思うので、それらのタイミングは避けた方が良いでしょう。あと、日奈々ルートやチャイムルートとダブるシーンが多いので、どちらかを攻略してからが良いかもしれません。