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takatouさんのセンチメンタルグラフティの長文感想

ユーザー
takatou
ゲーム
センチメンタルグラフティ
ブランド
GungHo Works(Interchannel、NECインターチャネル)
得点
80
参照数
969

一言コメント

鉄オタにおすすめ。1997年当時の時刻表を片手に是非。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

発売前に散々踊らされて散財して、発売と同時にストップ安、ワゴン直行と目の当たりにした。

しかし鉄オタならば「この時間にこの場所からこんな列車はでていない」といった縛りを自らに課すことでかなり面白いゲームとなる。
当時「現実で利用可能な交通機関」の表がインターネットで流れ、それにしたがってプレイするとかなり楽しい双六(?)ゲームとなる。
たとえば、このゲームの発売された1997年の秋に「東京~金沢」のルート上にある碓氷峠(軽井沢駅~横川駅間)が北陸新幹線の開業とともに廃線となっているが、ゲームではそんなことはおかまいなしであるが、自らに公共交通機関の縛りをかける場合は当然ながら秋からの移動ではダイヤ変更となる。

と、まあ、そういう楽しみ方をすればたのしい。
実際に十二都市、18きっぷ、新幹線、寝台列車、高速バスでまわった。
いまでいう聖地巡礼もした。

逆にいえば、原画を期待したり、ギャルゲとしての期待をしてはダメだった。
音楽CDやドラマCDは楽しめたが....

あれから10年...
寝台列車は北海道方面以外壊滅ですね。

なにもかもなつかしい。