宇宙人たちの話、最高に好きでした。心をえぐられるような描写も、言葉も、全部ひっくるめて好きだった。プレイした中で一番好きというか、個人的に人生の指標にしたい言葉があって、本当に好きな作品。
その女は子供産めませんよって言う円香と、言われた響。
しかもただの友達とかではなく、響にとって円香は数少ない親友だったわけで・・・。
でもぶっちゃけその原因を作ったのは響だし、
むしろ、「私と響ちゃんは友達じゃない。〝私と響ちゃんって関係〟だよ」(原文うろ覚え)と言えてしまう円香のことが私は大好きだったりする。子供産めない女のどこが好きなんですか!?の激昂はさすがに行き過ぎだとは思うし、償っても償いきれないものだとは思うけど、そこ含めて本当に癖なキャラ。
この言葉が今までやったエロゲの中で、ひいては無限にある作品のなかでトップクラスに好きな言葉でもある。
家族とか友達とか恋人とか、クラスメートとか同僚とか、あなたと私はそういう関係でもあるけれど、その前に自分と相手は自分たちでしかない人間同士であるという意味に捉えられるこの言葉が、本当に大好きです。
ただここまでの過程を経た円香がこの言葉を使ってしまう浅はかさ、甘さなんかはもちろん感じられるし、擁護はしたくないけれど、だからこそ結局好きでもある。
響は響で円香に罪悪感があるのでこの場では下手に出て丸く(?)おさまってはいたし、なるほどこれが〝円香と響という関係〟か、と個人的には納得出来た。
ストーリーやキャラクター的には好きな部分も嫌いな部分もあって、手放しに褒めるわけではないけれど、正直この台詞があったからここまでの点数をつけたところはあります。
2022.04.02
点数変更。89→92
台詞や状況をうろ覚えな部分があるので間違っている部分があったらすみません。