凄く丁寧に作られた作品。下ネタですら美しく感じさせる誤字脱字のない丁寧な日本語で本当に読んでいて心地よかった。唯一の欠点はタイトルに反してHシーンが短すぎること。
全てにおいて〝教科書のような〟〝お手本のような〟作りで、変な日本語や誤字脱字もなく、面白いことに本当に変わりはないのだけど、個人的にはもっと刺激的で良かったなと…。評価高すぎて期待値MAXなせいも絶対あるのでしょうが。
だからといって面白くないわけではない。
なんならメッチャ面白い。
ただカレーを食べてこれ凄い美味しいね!とはなるけれど、
このスパイスの香り、もっと強くてもイイかな?
みたいな感じ。
あと大体の物語って右肩上がりで面白くなっていって、「そうきたか!?」って展開があったりする。
一方ぬきたしは最初から最高潮のテンション(そこが素晴らしい出来ではある)なんだけど、
そのテンションを維持したままじっくり、じわじわと、凄く丁寧に物語が進んでいって、
「そういうことだったのかぁ…」とじんわりさせられてエンドを迎えるから、
瞬間的な驚き、盛り上がりに欠けるかなぁという点でも、
教科書みたいだな、お手本のような作品だなと思うのかもしれない。
と、ここまではメインヒロイン3人を終えての感想。
トゥルー(文乃)はさすがトゥルーですね。素晴らしかったです。
点と点がここで全て繋がり、そうだったのか!となります。
ですが、さほど〝驚き〟が強かったわけではありません。
あくまでも点と点がつながり線になり、答え合わせが出来たという意味で、
わかりやすい起承転結で、よくできているなぁという気持ちが一番でした。
全体的に高水準であったのですが不満点がひとつ。
Hシーンがあまりにも短い。短すぎる。
前戯無しの即挿入はありえない。ちゃんとイチャイチャを見せて・・・。
もともとドスケベセックス反対、純愛最高、愛のあるH最高、ということだから、
玩具とかちょっとキツめなプレイは無くても仕方ないなとは思うけれど、
もう少し尺を・・・。
奈々瀬の放送Hがギリギリエッロ!となるくらい。あと文乃の首輪は・・・まあ・・・。
一回目のHは普通でもいいけれど、シーンが2回3回とある割に濃さはなかったように思います。
ぬきたし2ではもっと濃いHシーンを見られたらいいなぁ。
好き√は大差で奈々瀬。
でも礼のことを加味していいのならヒナミも良かった。というか礼がずるすぎる。可愛い。
好きキャラは奈々瀬>郁子>礼>麻音>その他という感じ。
でも全員個性があり誰一人としていやなキャラがいない。素晴らしい。
あまりにも丁寧な作品で文章が読みやすかったので、今後プレイするゲームに影響が出そうで怖いです・・・。