こんなにも腐女子であることを後悔した瞬間はない。若干右肩下がりに感じてしまったが、腐女子へのアンチテーゼともとれる作品で、トゥルーはあれがあるべき姿なのだと思い知らされた。これを右肩下がりだと感じてしまう自分が、とんでもないバケモノのように思えてしまう。そういう感情込みで大好きな作品。
この結末を物足りないと思ってしまう腐女子の自分を、最低だ、醜い、汚い、とは思いつつも、
結局私は、この残りの人生も、腐女子として男同士の恋愛を娯楽として消費していくんだとも、理解してしまった。
だからこそ、この二人の選択を忘れてはいけないと思う。
性的なことを強制するよりも、命が無事であるならば血を流すことを選んだこの二人の結末を、絶対忘れてはいけない。
そして、腐女子である私は、それを娯楽として消費している私は、アブノーマルで、誰にも何にも誇れたものじゃないことも。
(他人の性的趣向を否定する意図は全くないです。あくまで自分の話)