設定を見ただけでは伝わりにくい倒錯感だと思う。やっぱりビッチ妻はたまんねぇな畜生！
ヒロインから語られる浮気の体験をひたすら聞いているという内容ですが、これが思った以上にエロスを引き出していました。
まず主人公とヒロインである妻のセックスから始まり、その後のピロートークにて妻からの浮気の告白が始まります。
ただ、この妻が中々に曲者であり、こちらからどんどん追求していかなければ簡単に口を割ろうとはしません。
最初は無理やりキスをされたが他のことはしていないと抜かすこの女、叩けば叩いただけ襤褸が出てきます。
下着越しに胸を触られたと言っても本当は直に触られていたり、
それ以上はしてないと言っても本当は挿入までされちゃっていたり、
感じていないと言いつつも実は回数を覚えていないほどイってしまっていたりと、
その他もろもろ全て語る内容は大体嘘や誤魔化しを交えてのものであり、しかも無理矢理ではなくノリノリで浮気していたことも判明。それでも「あなただけを愛しています」とのたまう妻。いやぁービッチ妻堪りませんね！
最後は数々の浮気告白の末に信用できなくなった妻を束縛し妻が主人公の下から去ってしまうエンドと、寝取られ属性に目覚め浮気を許容した主人公が妻とその浮気相手に自分の眼前でセックスをさせるエンドの二つに分岐します。
前者はわかりやすいバッドエンドであり、主人公の束縛に耐えられなくなった妻は浮気相手の男の元へ行き、それを追いかけた主人公が愛を叫びながらセックスする二人を目撃し終了、という寝取られによくありがちな後味の悪いエンドですね。
後者はこのゲーム最大の見せ場といっても過言ではないでしょう。別室からキスの音や妻の嬌声が聞こえ飛び込んでみればそこには見たこともないほど乱れている妻の姿に主人公は絶句してしまうが、やはり興奮は抑え切れず、その後も浮気を続けさせていくというなんとも倒錯的な展開ですがこれが素晴らしかった。夫婦の歪んだ愛の形として一つの完成系かなと思いましたね。
アトリエさくらのNTRものはこれが初めてでしたが、他にもいくつか手を出してみたくなるほどの完成度でした。
欠点を挙げるとするならばシステムが多少面倒なこととエロの絶対数が少ないことですかね。そこさえどうにかなっていれば90点は付けていたと思います。