物語は、1章~4章まであり1本道。シナリオが非常に優れており、テンポ良く先が読みたくなる惹き込まれるテキストが良い。また、謎が明らかになっていく過程が上手く素晴らしいの一言。
■シナリオについて…1章~4章どれが良い?と聞かれたら困るくらい、どれも素晴らしかった。
とにかく先が気になるのですよ。テンポも良いせいか一気に読んでしまう。
鳥肌立ってしまうシーンもあり、笑い転げてしまうシーン(主に美月関係)もあり良かった。
ちゃんとメリハリが付いてて上手いなと思った。
今までの、ねこねこのテーマ「日常や普通」を別の角度から描ききった作品と言える。
■CG…いや、よくもここまで背景や立ち絵が変わるもんだなと感心した。
また、キャラによる絵崩れは殆どなく、質が高い絵が多かった。
■音楽について…総合的に見ても良い部類に入る。ただ、歌は今までと比べると弱い印象を受ける。
ED曲はKOTOKOさんより、KAKOさんの方が良かったかな。
■演出…ねこねこソフトに期待する上でもっとも重要なファクターを占める演出が、今回はちょっと物足りなかった。
やはり、良いところではねこねこソフトという感じはあったが、テンポを優先したせいかあっさり風味も多かった。
3章のクローンの話が出てからイリカxしずかが出会う所なんかはまさにねこねこソフトだなって感じた。
■総合…かなり満足。読むのが楽しく、一気に読んでしまった。
完成度、長所が余りにも突出している為、今まで遊んだ中で一番好きな作品かもしれない。
あと、美月x九朗の後日談みたいな…。美月のキャラがまた良い。