この作品のPS2版も全作品もプレイしていないが、単体としてかなり楽しめたです
注記:自分はPS2版をプレイしてませんし、他のEVEも一切プレイしていません。
故に比較基準がPS2版でも他EVE作品ではない事を留意してください。
・・・といっても基本的にはただの感想なのだがw
まずミステリー物としては良く出来てる部類に入ると思います。
さすがPS2から移植しただけはあって内容もかなり練られてあってプレイヤーの裏(あくまで自分のだが)の裏をかかれることも
ただ純粋なミステリーとは少し違って心理学的要素が大量に入ってくるんで、一概に純粋なミステリーとは言いがたいかも。
まあ、それでも途中で魔術とか陰陽術とか、かなりオカルト寄りなミステリーよりは遥かにマシだとおもいますけど・・・
後、情報を組み合わせて考えるよりも、どちらかと言うよ『AではなくBと考えたら辻褄が合う』という感じの発想の転換の方が重視されるような感じでした。
と、言ってもプレイヤーが謎解きするのではなく、プレイヤーがミステリー小説を見ているような話なので実際のところはただ熟読して驚くだけでいいのだがw
(個人的には最後当たりで主人公(小次郎)が辿り着いた答えなど全然分からなかった。そんな場所注意深く見てるか!?)
キャラクターはやっぱりシリーズ長いだけあってかなり良い。
というか小次郎カッコイイ!
今までやってきたゲームの主人公の中でも上位に食い込むカッコ良さ!
女性キャラは確かにまりなも良いが、それより・・・
アルト!とにかくアルト!何が何でもアルト!!w
・・・とにかくキャラクターはとにかく良かったです。
システムはマルチサイトシステムは中々上手く使っていたと思う。
と言うか他のところがマルチサイトシステムを使うのがヘタすぎるだけかも・・・
とにかくコレのおかげでゲームの内容の『謎』に色をつけることが出来たのは確かです
ただ右クリックで出る画面に切り替えをつける必要は無かった気が・・・(変わるべき場所で変わるアイコンが自動的に出ます)
基本的なシステムは悪くは無く、普通に遊ぶには問題なかったです。
ただ個人的に問題ありだと思ったのは通常モードの調べるコマンドと環境設定の下の段にある記憶の欠片。
通常モードの調べるコマンドは、チェックする場所が多い&『調』『話』『他』の三つに分類されててどれを選べばいいか分からないところ。
コレのおかげでクリック数がメチャ上がりました・・・ちょっとイラつきます。
記憶の欠片はハッキリ言えば『いらない』
コレの存在のせいで話に浸ってる最中でも途中で『他』や『調』で訳の分からないところをクリックさせられるので気分が盛り下がります。
いっそ話の最中のクリックではなく、移動場所選択の方で探せたほうがまだいくつかマシだったかも・・・
それに記憶の欠片を全て集めて手に入ったのが『アレ』じゃあ・・・(他EVEをプレイしてる人には嬉しいのかも?)
シナリオは良くできているほうだと思います。
コレといって極端に不適合があることも無く普通に楽しめました。
ただ、ツッコミをいれたくなった事はありますが(ミカエル!!)
心理学的要素が濃いので長く難しい話が出てくる(それも物語の無いように結構関わる)ので難しい話が嫌いでスキップする人は苦手かも。
自分はこういうのは興味深く聞くタイプなのでOKでしたが。
前作(?)もあるみたいですが、小次郎とまりなが過去に色々有った、と覚えておけばそれほど分からないところもありませんでした。
というか、コレ単体でプレイして全然OKだと思います。
PS2版から追加されたというHシーンも個人的に結構エロく(逆にPS2版をプレイした人間は引くか?)悪く無かったです。
ただ回想モードが無いのがちょっと残念、音楽モードが追加されたならいっそ追加すればよかったのに。
まあ個人的には満足できる作品だったと思います。
最初に書いたとおり、自分はPS2版も他EVE作品もプレイしてないんで、一つの作品としての感想です。
・・・・ただ最後に一つ、コレはサスペンス?それともミステリー?
・・・・まあ、面白ければどっちでもいいかw