HOOKの萌えゲーにシリアスなんていらない! どうせあっても眠くなるって言われるなら、最初から無くしてやる!
と、言わんばかりにシナリオは相変わらず平坦。
特に、今作はシリアスな要素を徹底して除いている。
主人公とヒロインをイチャイチャさせることにも、それなりに力を入れていたので楽しめた。
システムの目玉であろうガーリートーキングが、シュガリーウィッシュの時よりもヒロインの可愛さと魅力を多いに引き立てていた。
携帯でメールを送る選択肢があって、3択を3回するのだけれど、選択によって返信内容が変わって結構グっとくるものがあった。これかなり良い。
シナリオは、唐突に始まる無駄なシリアスやヒロインとのすれ違いなどが無いため、快適に遊べる。
ヒロインは不快なキャラがいなくてみんな可愛い。特に羽美、アイノ、いろは。
妹がちょっと変なキャラ付けで失敗している気がするが、個別に入るとそこまで気にならないかな……。
EDクレジット見ると、ライターが5人ぐらいいるせいか、先輩ルートの主人公が気持ち悪かった。
他のルートだと割りと好感持てたりするところもあるのだけど。
あと、全体的にイベントの描写があっさりし過ぎかなとも思った。
しかし、これのおかげでテンポが良くなって、いつもの眠気がやってこなかったのかも知れない。
それでも、いつも通りキャラ重視のHOOKでヒロインを気に入ることがなければ、山場の無いシナリオは凄く退屈だと思う。
買う前に体験版でその辺りを確認するのを推奨する。