悪くないが、ランスシリーズにしてはもの足りない
発売前からヘルマン編ずっと期待してました。
パットン一行とかミネバが好きなので。
やっているうちは楽しかったけど、終わってみると物足りなさが残った。
原因はシナリオとボス戦だと思う。
ゲームシステムはママトトみたいで面白い。無駄なキャラもあまりなく、戦闘バランスもそこまで悪くない。
ランスとリック強すぎだけど。
ハンティとかロレックスもっと強かったら良い。
シナリオの気に入らなかったところ
1.ミネバが小物くさいし,絶望感がない。
ライターの人頑張ったんだろうけど、大ボス・ミネバの描き方が微妙だった。残酷な描写はたくさんあるけどそれだけではなかったはず。鬼畜王でタミ=ジョンとかシーラに見せた優しさも描いて欲しかった。
ひどいのは正史以外の分岐ルート。完全に雑魚かかませ扱いにされて残念。
一週目はミネバがラスボス、2週目は闘神?(名前忘れた)なら良かった
2.アリスト2回目登場で死亡。
パットンの親友アリストが活躍の場がなく、死んだ。シーラへの思いとか描かれなかったのは残念。
選択肢次第で生き残って欲しかった。
3.闘神バステト、テキストであっけなく死亡。
ミネバも手を出せなさなかった闘神バステトがボス戦もなくやられた。あそこはボス戦をはさむべきだったと思う。
対戦を楽しみにしていたのに。
今作は雑魚とばっかり戦っていたイメージ。印象に残るボス戦がない。
4.予定調和的に死んだレリューコフ。
シナリオ上は強かったレリューコフもボス戦がない。万を超える軍団を預かる将軍が500人しか率いずに(とってつけたような理由で)、わざわざやられに来たのは残念。
なぜこのゲームは集団戦闘でなく、個人戦闘にしたのか理解に苦しむ。(HPの敵の兵力1万倍は何だったのか)
5.雑に伏線回収したアミトス
ランクエで伏線をはったアミトスがランスの知らないところで監禁されてやられた。
楽しみにしてたのに残念。ルート分岐無しでこれはきつい。
6.皇帝(大統領)にならなかったパットン。
エンドであっさり国を出たパットン。レリューコフとかアリストの託した思いはどこに?
〇ルート分岐が終盤しかないのが不満だった。
終盤のキャラ個別ルートはつまらないし、短い、ぶちこわしだし要らなかったと思う。
クリームが革命軍に参加する段階でランス一行が南部方面軍に残る(ランス以外の無法者は北に行く)というIFルートが欲しかった。クリームとかアミトスとかアリストとかのイベントがそっちであれば良かった。
ランス6とか戦国ランスに比べると、物足りないという結論になりました。
最近はゲームを作るにも余裕がないのか雑な所が目立った(ルート分岐とかとりあえず作った感じ)。
ランス10がこの出来だと嫌だなあ