最後のあの展開にはやられた。マザー2を思い出した。そしてクリア後のなんともいえない余韻。演出がほんとに光りすぎです。深沢氏は新作を作ってるとのこと。何年先でも待ちます。
退廃的な感じということで早速プレイ。まずプレイして初めに感じたこと。テキストが完全に自分の好みでした。
丁寧かつ汚いところは汚く綺麗なところは綺麗にと言うのが目立ちました。
「彼女」の話し方だったり、それに対する「僕」の反応だったり、心理描写だったりどっかで見たことあるなと思ったら、村上春樹の文体によく似ているなと思った。
と思っていろいろ調べてみると深沢氏は春樹が好きなんですね。そりゃ影響されるわけだわ。
肝心のシナリオの方ですが、上にも書いたとおりプレイヤーを物語の中に引き込ませるテキストと音楽のおかげで素晴らしいものに仕上がってます。あまり長く書くと文章力のない僕だとグタグダになってしまいこの作品の良さをしっかり伝えることが出来ないのが悔やまれます。
中盤までは「ん~?」といった感じですが、ラストの種明かしでは「・・・・なるほどそういうことか」と完全にライターに踊らされていた自分でした。
最後の種明かしはもうガチで鳥肌立ちました。
彼女Cがこの「物語」を読んでいる〔僕〕だったわけですね。
そんなに大した手助けはした覚えはないんですが、「僕」がありがとうと感謝してくれていたので〔僕〕も思わずニヤニヤしてこちらこそこんな素晴らしい作品をありがとうと心の中で言いました。
次回も素晴らしい作品を期待しています。