オマージュといっても差し支えないレベルになっている。
作中で堂々と元ネタをほのめかせており、
パクリと囁かれても仕方がないどころか、
作者自身もそれを甘んじて受けているフシがある。
しかしながら、人外ロリ・硝煙・クトゥルフなど
ニトロのテイストをきちんと混ぜているので
安易に火の鳥の二番煎じという印象は感じない。
むしろ、虚淵氏の切れ味の良い文章、
一流の声優陣による名演、ギターの効いたBGM、
EDで流れる哀しげな歌がうまく絡みあっていて
オマージュといっても良い完成度に仕上がっていると思う。
まぁ、最も驚くべきなのは
この作品がエロゲーとして世に出たことかもしれないが…。