シナリオがランダム、という発想がすごい。
シナリオがランダム、という発想がすごい。
「選択肢による分岐」という方法だと、主人公の行動をプレイヤーが操っていることになり、プレイヤーが主人公へ感情移入しすぎてしまう。
プレイヤーが「確率を操作する」ことによってシナリオが分岐する、というシステムは、ある意味「神の視点」から物語世界を客体化して見ることを容易にしているように思われる。群像劇にぴったりの演出だと思う。
肝心のシナリオは、アザナエルはドラえもんのラッキーガンをモチーフにしているのだろうが、もう少しうまく料理できたのでないのかと思う。全体としては十分満足な出来だった。