あえて書こう、長すぎると。
オープニングから最初の人生リベンジ完了までは
テンポよく進む展開と「ヒロインは本当に幸せになれるのか」というスリルによって
ジェットコースター的な面白さを味わせてくれるのだが
そこからグランドフィナーレに至るまでに挿入される
ヒロイン3人の別エンディングとサブヒロイン2人のルートは
既に主人公「カチカチウンコマン」が1度リベンジを達成してしまった後であることから
物語全体からスリルと勢いが失われその落差にガクンとしてしまう。
メインヒロインに前半ルートとは別の「よりよいハッピーエンド」があるのも個人的には減点要素。
SHE MAY GOやSAD MAD GOOD-BYEで手に入れた「100点満点ではないハッピーエンド」を否定するものじゃないかと。
サブヒロインの姫々と雨火は魅力的なキャラクターですがルート自体は凡庸なものだったので残念。
グランドフィナーレであるStar Mine Girlは素晴らしい出来。
だからこそ、前半ルートからグランドフィナーレに至るまでを
熱が冷めないスピードでやって欲しかった、と思ってしまう。
SHE MAY GO SAD MAD GOOD-BYE Shoot The Miracle Goalまでの流れが90点。
Sakura Mau Gakuenが80点(最初に見たヒロイン救済エンドだからかも)
See the Magical Gold-star 70点
Super Mind Game 60点(怒涛の諦め選択肢がゲームの冗長さを決定づけた気がする)
Sweet Memory Goes on 75点(前世の記憶を持った人間との恋愛を怖がるというテーマが良かった)
Saraba Mitsu Getsu 80点
Star Mine Girlが文句なしに100点です。
ニトロプラス作品なのでシナリオ、音楽、グラフィック、声優
どれも言うに及ばぬハイクオリティ。
ムービーの凄さ、面白さは2008年作品ではナンバー1の出来でした。
時間のある方にはオススメのゲームです。