攻略サイトを使って最短手順で全エンド見るの推奨。スキップ状態でモニターの前に1時間とか馬鹿らしい。
シナリオ A+
正直ギミックやトリック、ストーリーの流れに関しては既知感を感じさせる内容。
しかし話の持って行き方が上手いためクリアまで夢中にプレイすることが出来た。
その辺は名作の評判に恥じない出来だったと思う。
鈴羽ルート A+
親子の再会、手紙によるどんでん返し。一番完成度の高いルート
フェイリスルート B+
変化球ルート。作品に幅を持たせるためにはありだった。
ルカ子ルート B+
「親がいる現在」を消した後だと「性別を戻す」命題はどうしたって軽くなる。でも話としては好き。
まゆりルート B+
手を抜きすぎ。上記3ルートの集大成なのだぜ。真ヒロインを気にする余りメインヒロインを蔑ろにしては本末転倒。
クリスルート(真含む)A-
キャラクターの魅力をシナリオが引き出しきれてない。
前評判で期待しすぎたのもあるが真ルートも
エンディング中に流れる携帯の演出から第三次世界大戦以降は想定の範囲内。
もっとプレイヤーを驚かせせる素晴らしい展開が待っていると思ってしまった。
キャラクター A+
相棒のダル、クリスを筆頭に魅力的な面々が顔を揃える。
声優陣も実力派ばかりで物語を力強く支えてくれた。
システム F-
最新パッチ後も吹き荒れるバクと強制終了の嵐を差っ引いても酷い出来。
携帯電話のメールというアイディアは良かったがそれに対するシステム面のフォローがまるでない。
スキップを使っても電話とメールが来るたびに停止する上に真ルートに到達するためには
共通パート→各ヒロイン全ルートを通らなければいけない不親切設計。
全文スキップ使ってもモニターの前で1時間鎮座することになります。
攻略抜きなら共通パートを右往左往にすること間違いなしのゲーム構造が更にストレスに拍車をかける。
総評
前評判ほどではないが楽しめました。
メーカーは箱版ユーザーに配慮して追加要素、変更要素をごく僅かにしたらしいですが
追加シナリオや追加CGはともかくユーザーフレンドリー部分は改良しろよと言いたい。
強制終了→ロゴと注意書きのちんたら表示には殺意が沸きました。
まともな移植、リメイクが出来ないなら最初からPC、マルチで開発して頂きたい。