面白いけど全力投球ではない。作品を期待してたら製品が出てきた感じ。
キャラクター A-
誰も彼もが魅力的です。つまりキャラ造形は素晴らしい。
にも関わらずキャラクターを支える背景説明が不足しまくってることが評価を落としてる。
恒例のサブキャラ達のラブコメは前作までと違い唐突とすら思えるほどにイベント量が少なく
結果として雫ルート最後の見せ場もどこか盛り上がりに欠けるものになってしまっている。
また敵側に関してもマヤはどんな魅力を持った人物なのかもよく分からないまま終わり
シャノンに至ってはラスボスなのにまともに背景が語られない有様。
ラスボスがそれでは盛り上がれませんよ、いやマジで。
シナリオ A-
大きな減点要素は3つ。
アクアルートがない、敵がいない、ラストが微妙。
リーティアルート、カズナルートはシナリオに明確なテーマがあり素晴らしかったと思います。
総評
名作を大人の事情が良作に貶めた、そんな印象。
それは仕方のない事だけど、すごいものを作れる人達はやっぱり製品ではなく作品を作って欲しいなぁ。
ノーベル殺人賞の小説も楽しませてもらいましたがあちらの仕事が
ゲームのボリュームやクオリティに影響してるのならこちらに集中していただきたい。