テキスト、テーマ、背景、BGM、デモ何をとってもセンスがずば抜けている。数日間の出来事を描いた作品だが随所に挿入されるエピソードが効果的で十二分に堪能できる。些細な難点を挙げるならば一文があまりに長いのと、頻繁に性描写が挿入されるのでテンポが悪くなっていることくらい。
「True End」は若干お約束っぽくなってしまったが落としどころをあれ以外にしてしまうとカーニバルが成立し得ないのだろう。 そういう意味では「泉End」のほうがテキストのセンスのよさが最大限に引き出されていて印象に残る。