見事の一言。ユーザーから見ても非常に満足度が高く、企業としてもしっかり投資回収できそうな作品
この製作会社は製作とマーケティングに結構お金をかけて、ソフト(ARIAブランドのコンシューマ版を含む)販売とイベントでの物販売上、メディアミックスでしっかり回収する、という、コンテンツ会社として王道と言ってよい投資回収モデルを採用していると理解しているが、中小規模のゲーム会社でこのモデルが回し続けるためには、「一度たりとも作品でこけてはいけない」という厳しい条件をクリアし続けることが絶対条件だ。
そのために作品が持つべき要件は
①マーケット内でのマスから見て魅力的な作品であること(「人を選ぶ作品」に陥らないこと)
②投資効率の高い作品であること(その後の事業展開を見据えた作品とすべきこと)
の2つを満たす必要がある。
今回の葉月の作品は、この点をよく考えて作り込んであることがうかがえ、その点で本作品は商業的に優れていると思う。
今後の展開としては、基本的には前回作FAで成功した販売、メディア戦略を基本に版権収入でしっかり稼ぎ、場合によっては今回は制作委員会でのマイノリティ出資も検討しているかもしれない。
本作品の今後の展開が期待される。
ちなみに「-1」はティアルート分。