Refrain、佐々美、佳奈多で完全に安心していたところに、麻枝准の毒性が発揮されてしまった沙耶ルートで鬱のどん底に・・・・。最後まで麻枝氏らしいシナリオでしたが、それでも―――
それでも、沙耶は救われて欲しかったと。
自分はもうこれが全てですね。
今まで常に悲しみが付きまとうシナリオを描いてきた
麻枝氏が最後に、これでもかというハッピーエンドを用意してくれた!
Refrainを終えてのオーラスED、
「いつか挫けた、その日はもう遠く―
君の声、すぐ近く、涙も、すぐ近く
これから始まる、希望という名の未来を」
この曲を聴いて
ああ、これが麻枝氏の最後のシナリオでよかったと思いました。
そして、EX追加のヒロイン佐々美ルートでは
「ねぇ・・・・。泣いた後、笑えるようじゃなきゃ、嘘でしょう?」
なんて、本作の在り方を象徴するような清々しい一文で〆。
続く、佳奈多ルートはシナリオに多くの難点を抱えつつも、異常な状況下
でも互いを思いやる姉妹の絆を描き、最後も力技とはいえハッピーエンド。
ここまでで本作の方向性は理解したと思っていましたし、
満足もしていました。
が、
EX追加ヒロイン最後の一人、沙耶ルート。
見事に鬱りました・・。
沙耶がヒロインとして非常に魅力的だったのもありとにかく沈みました。
少しでも、彼女が救われる解釈は無いかと考えましたが、基本設定として
土砂崩れで沙耶が死んでしまっている為二進も三進も行かず、そして、
「Saya'Song」に止めを刺されます。
最後まで麻枝氏は麻枝氏だったなぁと感じましたが、トゥルールートとして
Refrainの大団円が存在している本作品のシナリオとしては、悲しすぎました。