あれ?あれれ?なんでここに感情移入しちゃってるんだ・・・?いや、でもエロいし、まぁいいのか?う~む、なんか想定外のNTR感。低価格作品としては驚きのコスパだと思いますよ。Hな意味で、です。
絵に惹かれて購入しましたが、概ね満足。ローション&コスのテカテカ感も良かったです。
アヘ顔もリリスの割には落ち着いた感じだったような気がしますね。
少し残念だったのは、テキストと男性キャラでしょうか。
テキストについての不満と言うより、要望したい点と言った方が的確かと思いますが
絵の出来に比して少し物足りなかった様な気がしました。
特に今作のメインヒロインである、ゆきかぜの持つ属性「ちっぱい」「日焼け」「しなやか
な体躯」等について、もっとフェチシズムを刺激する描写が欲しかったと思うわけです。
せっかく媚薬としてローション等を使用しているのに、それを活かした描写ももっと欲しかった
様な気がします。
せっかくテカテカの絵なのに、局部への描写ばかりじゃもったいない!
少ない乳肉を揉み上げる描写とか・・・
日焼けラインをなぞる描写とか・・・
張りのある痩躯を撫で回す描写とか・・・
ぬるぬるの密着感を味わう描写とか・・・
引き締まった足でホールドするだけでなく男を撫で回すとか・・・
などなどテキストでじっくりねっとりと、ゆきかぜ嬢を味わい尽くして欲しかった!
せっかく序盤で体中で感じる体に改造してもらってるのに、すごくもったいない!
それと、これは娼婦としては致命的だと思った部分なのですが、堕ちた後のヒロインって
基本的に「待ち」のスタンスなんですよね。おねだりすることはあっても、自分から腰を振り
まくったり、自分からキスしたりってことが少ないのです。テキストのスタンスも、ヒロインを
どうやってアヘらせるか?貶とすか?という部分に注視しているようで、行為自体を嗜むという
雰囲気ではないのですよ。これは後述する男性キャラの造詣にも関係してくるのですが。
ゆきかぜ嬢には前述した様にいろいろな武器があるのに、もったいぶっているのか出し惜しみ
しちゃっている感じ。エロいこと言う割には、エロいことしていないと言うか。
強力なスペックを持たされている時点でヒロインはかなり魅力的なのですが、どうもその
魅力に甘えすぎてしまっている様な印象でした。
男性キャラについて、前述のテキストとも関連するのですが、言葉にしているほどには
エロいことしてないだろ?な雰囲気。基本的に「挿入→ピストン→射精」しかしていない!
大きい!とか、真珠!とか、臭い!とか仕様で勝負なセックスばかりなのです。
ペニスだけじゃなくて、全身でゆきかぜ嬢を味わって欲しかった!なんのための肉体改造なの
ですかと?!もっとフェチシズムに溢れた愛で方を魅せて欲しかったのですよ。
みんな、おぢ様なのにがっつくだけの中学生みたいな感じなんだもの・・・。もっと老練な
性技で責めるおぢ様達の活躍を見たかったです。
矢崎については、本当にがっかり。登場シーンからして下衆でしたが、最後まで下衆のままで
した。ゆきかぜ嬢に対しても、気持ちいい事したい!堕としたい!ってだけでしたので。
中途半端に下衆ではなく、どうせなら最後はもっと情けない男になって、ゆきかぜ嬢の母性を
引き出す位はして欲しかった。達郎君に見せるビデオメールも、どや顔でイカせまくるより
しっとり和姦シーンで〆て欲しかったです。まぁこれは極めて個人的な要望ですけどね!
ゾクトについては、正直誰得?って感じで。おこぼれに預かっただけじゃんみたいな。
ただし!リーアルだけは褒めてあげたい!彼のスタンスは非常に良かった。
彼がゆきかぜ嬢に向けた「堕とす」はそれが目的ではなく、その先に立派な娼婦に育て上げる!
と言う厳粛な目的があったため、彼なりの拘りと愛情をそこに感じられた。
愛撫の丁寧な描写も彼の人物像を表現するに一役買っていたと思う。彼の目は、嬢達の細かい
表情の変化も見逃さない。葉を剪定するが如く、嬢達の思考を先回りして理性を刈り取っていく
手腕は見事であると言わざるを得ない。肉体的な快楽のみを嗜好とするのではなく、嬢達の
心情の変化や体の変化を含めて、他の男とは違った視野を持ってペニスを突き立てているのである。
そこで、一言コメントに書いた内容に戻るのですが
そう、私が最も感情移入してしまったのはリーアルその人だったのです。変なエロさだ。
リーアルは序盤でこそ素晴らしい活躍を魅せるのですが、それ以降は目立った活躍が無いのです。
手塩にかけて育て上げた奴隷娼婦が「挿→ピ→射」な男達に供されることについて、彼の
本心は語られることはありませんが、彼に感情移入した私の感情的には、そんな雑なセックスの
ために育てたのではないゾ!と憤ってしまう感じです。件のディルドーなど、失笑ものです。
想定外のNTR感としたのは、矢崎の行為に対して。ゆきかぜ嬢と矢崎の関係に対してではなく、
矢崎の堕とす「行為」と貶めてしまったゆきかぜ嬢の「品格」についての関係性に対して。
我ながら珍妙な視点だとは思いますが、矢崎の「行為」に奪われたゆきかぜ嬢の「品格」こそが
リーアルに感情移入してしまった私が最も恋しく、そして切なく感じたモノだったのです。
ちなみに、達郎君は空気すぎて、感情移入するのは非常に困難なため序盤で諦めました。
さてさていろいろ落してしまったかの様に書き綴りましたが、評価としては決して低いわけでは
なく、むしろかなり高い評価でした。ゆきかぜの属性もマッチしていましたし、基本的に快楽堕ちは
大好物なので、低い評価になり様が無いわけなのですが。
レビューとしてはかなり偏った意見になったので、あまり参考にはなっていないと思います。
まぁ今作の味わい方の1つとしてこういう変態な楽しみ方もあるのだと
軽く読み流して頂ければ幸いでございます。
以上、駄文乱筆ご容赦願います!