嫌いなキャラがいない!キャラゲー・シナリオゲー・王道RPGとしても完成度が高くまとめられた作品。そして、ハーレム作品の1つの完成形でもある。
この作品はエロゲRPGでありながら、ハーレム作品として1つの完成形だと思う
・シンプルイズベストな王道シナリオ
・徹底的にストレス要因を省いている
・キャラの目的と行動が一致している芯のブレなさ
これらがうまく噛み合ってバランスよくまとまっている
「嫁が欲しいから冒険に行ってくる!」
これが主人公の行動原理で、最初から最後まで一貫してひたすらエロを求めているところに好感が持てた
一夫一妻というハーレム系にあるまじき世界設定に、騎士になって出世する度にお嫁さんにできる人数が増やせるというシステムで、正々堂々とヒロインとエッチするために努力する主人公の成長が描かれている
「俺はアスタリスク。アスタって呼んでよ」「俺は、○○とエッチがしたい!」
主人公がお嫁さんにしたいと思った女の子に対してとった行動はずばり、「先手必勝」である
ヒロインと出会ってから好感度を稼いで名前を呼んでもらう、というやり取りや、ヒロインが主人公を好きになるまでの過程という複雑な部分を徹底的に排除して、主人公はヒロインに対してストレートに好意をぶつけている
当然、欲望に正直でまっすぐな主人公に対して悪い気はしないし、むしろガンガンアプローチを仕掛けてヒロインに寄り添う努力をしているのがポイント高い
主人公がなぜかモテるという作品とは対照的に、これだけの短さでちゃんとプロポーズしてヒロインを攻略しているところがすごい!
「お嫁さんにしたからには、責任をもって全員幸せにする!」
この作品がハーレム作品の1つの完成形だと思うのは、ヒロインが主人公のお嫁さんになる前と後で性格や行動が変化せずに一貫していること。主人公と共に過去のトラウマを克服して成長する様子をシンプルかつ明確にしていること。主人公はヒロインをお嫁さんにしてからも全員平等に愛してヒロインからも愛されていること。これらがしっかりとシナリオに組み込まれているからだ
ハーレムを完成させるまでに主軸においた作品は多いが、ハーレムが完成した後のことをこれだけ描いた作品は珍しいのではないだろうか
お嫁さんが増える度に賑やかになる家庭と、ヒロインがアスタのお嫁さんになって良かった!と思えるようなイベントがあって、それぞれキャラが幸せだって感じる瞬間が伝わってくることがとても素晴らしい
Hシーン
この作品がエロゲである必要が十二分にあって、シナリオの大部分はエロが必要不可欠
嫁イベントにおいては、アウトローの陵辱とは対照的に愛のあるエッチを貫いているところがポイント高い
個人的にパッケージイラストがすごく好きで、ここにいる全員にHCGがちゃんと用意されていて、敵キャラ含めてどのキャラもすごく立っているのが好き
(2019/6/10 イブニクルⅡプレイ後追記)