原石
なんというか、洗練されてない。
一番の注意点として、本番の射精時のCGが懐かしの 暗 転
という手法が使われていて(ぶっかけたり中に出すCGが用意されて
おらず画面が真っ暗になる)がっかりする。
一番早くエロがあるまゆりのHシーンではCG上中に出しているように
見えるのに、外に出すなって怒られたり。
あと、一番ロリっ子のまゆりちゃんが非っぽい反応なのに、
保険医先生含め他のキャラが全員処女っぽかったり、アンバランスさはある。
作風としては、ひと夏の思い出というか、過ちという感じなので
女の子全員とのHシーンがあり、ルートとしては一本道。
トゥルーエンディングは、古い学校というものにフューチャーした
感じで嫌いではないが、個別とかあってもよかったのかな。という感じはある。
トゥルーとノーマルエンド(?)の違いはみんなの要求に答えられたか
否かではあるのだけど、校舎が取り壊しになるという結末は変わらず
生徒たちの力のなさを痛感させられ、後味がよいかといわれると人それぞれだと思う。
ここまで微妙な意見を書いて、それに惹かれる人もいるかもしれないが
絵が気に入ったなら、プレイして損はないと思う。
女の子が白い。白くて儚げ。
個人的にはプニ系のロリより、スレンダーなロリが好きだったりするのだが
なんというか、その中間の中学生なんだ。
個人的に前者はふくみみさんで後者は大槍さんなんだけど
どちらにも当てはまらないロリ。頭身が低いわけでもなく、かといって
アバラ透けちゃうほどスレンダーでもない、
(決して批判しているわけではなく)小路あゆむさんの寸胴ロリ路線に
ほんのわずかな緩急をつけたような感じ。
小路あゆむさんが主張する女の子のおなかのぷにぷにさの魅力も十分兼ね備えている。
まあ、キャラクターによってはおっぱいぼーんな子もおり
委員長とあゆり先生は綺麗系だが、ロッテの梅の飴の「小梅ちゃん」のような
和服美人のような美しさをもっており、こういう絵はあまりエロゲには無いのではないかと思う。
どの女の子も白さに花が咲くように頬が赤くなるのが、魅力的。
正直、本番がある全シーンで抜いてしまった。芸術品に素手で触れるような背徳感がある。
頬の赤みこそ無いものの白い少女と古いセーラー服に夕日が映える
エンディングのCGは圧巻。
この作品の魅力は商業的に輝く絵や、ゲーム内容全体としての完成度といった
完成された魅力ではなく、荒削りというよりは削られてすらいない
洗練されてない原石としての魅力なのではないだろうか。
こういう作品に対しての賞賛は過度な期待を呼んでしまい
未洗練な部分を現代の基準に当てはめてしまうことはただ無粋でしかないのかもしれない。
〇〇ちゃんのルートがほしい!という求め方をするのではなく
作中は取り壊し前の古い校舎にくれば、懐かしい制服に包まれた美しい彼女たちに会える。
という作品だと思いたい。