げんしけん
芸術学園で芸術家の卵たちとの恋愛を描いた作品
まどかルートが一番こいつ芸術家だな。
というのを感じました。
きになっていたーなんて理由は後付でノリで誘惑してノリでセックスして
真はお世話係として優秀だからまあ囲っておくか。みたいな。
真の女になるのも考えておきながら、結局はカッコいい先輩のまま
真の就職先も探してきたよ。みたいな甲斐性。
主人公が進路を変えたのはこのルートだけ?
どっちが女でどっちが男なのか本当わからない。
ヌードモデルなんかもノリで引き受けてきて、モヤモヤさせて。
ボクは~、キミさ~、~なのかい?系のセンパイはHシーンになると
急に女の子口調になったりして残念な場合が多いんだけど
まどかの場合は口調維持でかつかわいかった。声優さんうまい。
めちゃくちゃな奴だけど、絶対まどか先輩との人生は楽しい。
そう思わせてくれたキャラ。
月夜は超然とした芸術家のようにみせて実は弱い女の子でした。
惚れてしまった手前、やってることはお世話介護なんだけど
苦にならないというか子供っぽくてかわいい。
食事や身だしなみは仕事に没頭するとおろそかになりそうで
ルートに入って内情を見てしまったら誰かがお世話しなければならないと心配になります。
真が一週間居ないだけでもボロボロになったみたいだし
就職後してもそのうち主夫がメインの仕事になってるんじゃないか。
後から冷静になってみると、パルフェの由飛に近いキャラではないかと思いますが
芸術家の女性的で感情的な女の子という表現はあちらの方ができていた気がします。
音楽のほうが表現しやすいのもあるだろうけどさ。
人気のカトレアのビジュアルと性格を分けてみようとしたのが梓と有紗ではないでしょうか。
梓はしっかりもので月夜の世話係で月夜のことは好きなんだけど
月夜に対する嫉妬心は当然あり、ルートではそれが顕在化。
敵わなかったものの、一矢報いることができたという印象。
カトレアはあのビジュアルで努力家だからかわいいのよ。
地味巨乳で努力家だったら普通じゃないの。
どうせなら、もっと月夜を突き放したり嫉妬心を見せたり
天才二人に彼女面で真の所有権をアピってもよかった気がする。
プレイしながら特に思ったのが、エロゲーっていわゆる職業お嫁さん、専業主婦になる子
ってほとんどいないですよね。
男子にとって最もスタンダードな夢なのに少ない。
梓さんには夢破れたけど、愛は手に入れてお嫁さんを期待していたのですが。
有紗ルートが一番なんだかわからなかったですね。
他キャラのルート有紗は本当にかわいくておいしそうでした。
ずっと主人公を好きでいてくれますからね。
それがいざルートに入ってみると割と簡単に落ちて。
オナニーのひとつでもすればよかったのではないでしょうか。
ズボラヒロインならギャップもかわいかったんでしょうが。
汚部屋に突入したり、のんだくれたりする描写もなし。
主人公を好きになったきっかけもなんか弱かったです。
正直、初めての彼女ができてからヌードデッサンさせるひじりがルート内で一番エロかった。
有紗は、嫉妬深さを覗かせておきながら、結局モーテルに真を監禁しませんでした。
ビジュアル以外の印象がない。結局どんな芸術作品を作っていたの。
最後は何ですかあれ。もうずっと真出てこないし。
あのまま続けてればげんしけん2とかいう駄作だったのでやめて正解。
どうしようもない。
ひじりは間違いなくMVPですね。
ザ・ライバルキャラ。起承転結でいうところの転。
月夜ルートで喧嘩を売り、梓ルートでも喧嘩を売り、
有紗ルートでは体を披露し真を寝取ろうとしてくる。
まどかルートの最後に語られる、迫られた後輩はおそらく彼女でしょう。
自己中なハルヒタイプと思いきや、芸術家としての矜持はキャラクター全体で一番で
月夜を大人にさせ、梓の隠していた嫉妬心を呼び起こさせ
有紗ルートでは彼女を身を挺してかばうという。
ヒロインにはなれない。まっすぐでいい奴だけど汚れ役。
オタクそれ結構好きな奴だ。エロゲーなんだし攻略させろよ。
岡はしらん。
戯画がケチったな。って思う点は多々ある。
キャラクターがおしゃれな子かだらしないかか問わず下着の色が一色しかないのはどうなんだ。
月夜とまどかが、また同じパンツ履いてるwはネタ足りえるかもしれないけど
有紗あたりはねえ…
月夜だけ破瓜出血がないのは原画にあわせたというわけでもなさそうだし
作品全体の共通項として、一貫して学園生活だけを舞台にしているということ。
まどかと月夜は卒業後もめちゃくちゃやってくれそうで楽しそうなのに。
まどかは少し語られただけで、月夜に至ってはどうなったか記憶にない。
梓と有紗に至っては主人公との幸せな未来じゃなくて学園に残るか学園へようこそ。
ですからね。嫌な言い方後半二人は学生時代の甘酸っぱい恋愛だった。までありますよ。
もっと… ダメな月夜を世話したいじゃないですか。梓とお互いを差さえあって生きたいじゃないですか。
まどか先輩に振り回されたいじゃないですか。有紗はそもそも卒業後どうなるか想像できん。
京子さんは大人の女性役として効いていました。
女に隠し事なんかできると思うな。で一気に嫌いになりましたが、
社会人になると収入とか結婚とか絡んで恋愛がめんどくさくなると語るシーンも大嫌いです。が
あれは、作中で輝いた学生時代しか描かないことに対する暗喩だったのかもしれませんね。
青春学生のために京子さんはすげえテーマパークのチケットとかレジャー施設のチケットとか軽く用意し
まどか有紗と過ちを犯すように一つ屋根の下まで用意してくれるのに
何もお返しされてないと考えると不憫。ゴム渡してもどのパターンでもじゃんじゃん中出しするしね。
なんなら真の料理上手キャラを発掘したのは彼女なので、京子さんがいなかったら物語が始まらなかった可能性も。
だいぶ脱線しましたが、芸術学園での生活が終わった今、
げんしけんの初代会長が卒業したときの一抹の恐怖感と寂しさ。
斑目たちが卒業したときの、毎日がお祭りのような、楽しいオタクライフは終わってしまったという寂しさ。
それに近いものを感じています。