意外と話がおもしろいのでリープの説明を求めない人、 抜きゲーのシナリオを馬鹿にしてない人、アペイリアあたりの終わり方に納得してない人にはプレイしてみたら面白いかも。 抜きゲーはバッドエンドを正史としやすいのだ。
萌え重視燃え重視シナリオ重視抜き重視
と区分するのはあまり好きではないが説明上定義させてもらいたいのだが
抜きゲーのシナリオは正直重視されてない。
ゆえに好き勝手できるという利点があると思う。
抜きゲーはバッドエンドを正史としやすいのだ。
萌え重視で不幸になるのは嫌だし、シナリオ重視や燃えるのも
クソ長いシナリオなんだから大団円が求められている。遺憾ながら。
抜きゲーはいい意味でも悪い意味でもほとんどのプレイヤーがシナリオなんか
あんまり見ていないのかもしれない。自分も人のことは言えないが
たまによさげな結末があっても、あらもしかして結構いいこと言ってた？程度。
主人公がいくら頑張ろうとじゅりあは大統領になる。自分だけの女にはなってくれない。
雅とうまく言っても雅がストリッパーになる未来は帰られない。
うららは死んでしまう。
「タイムリープしてもいい思いはできるが大きく運命は変えられない。」
というのが作品の基本線。
ティラミスルートでうららが輪廻転生するのは奇跡で
麻耶美紅ルートあたりは救いなんだろうけど
自分としてはうららルートやじゅりあと一緒になれないルートがどうしても脳裏に焼きついて
しまっている。
主人公のことを名前で呼ばないあたり、プレイヤーが主人公と考えてほしいと思われるし
OHPのキャラ紹介にシナリオの起承転結の転ぐらいまで書いてあるあたり
抜きゲーのシナリオを読んでもらえないのを理解して作られているようだが
特に頭も良くなく、とびきり努力もできない等身大の主人公のタイムリープは貴重だと思うので
理解があるプレイヤーにはプレイしてもらいたい。