非っ常に的外れだと感じた
最初に言わせてもらえばこの作品、自分の中では十分良作でした。
まずシナリオライターが一人というのは大いに評価したい。
最近よっぽどの大御所でないかぎり、ライター一人というのはありえないのでとても好感が持てました。
絵を入れて主人公に個性を大きく持たせた所もOKです。
CGは文句無しに100点。全体的に綺麗な上に肌の質感とかがすごく良かったです。平たく言えばエロい。
キャラも個性があって全員魅力的(天然のヒロイン二人に若干イラっときましたが)。
男もいい声優さん使ってるし気合入ってます。
そして何より!主人公最強設定。生涯中二志向だろうと予想する自分には最高の設定でした。
近年幼稚だなどと迫害されてあまり見る機会がないぶん、嬉しかったです。
が、それで何故この点数なのかというと、ここの大多数の人のレビュー通り。
即ち、進めるごとに面白くなくなっていく。
シナリオの向かう先が自分の中の理想とは全く違っていたというのが原因の全てです。
普段は普通の青年A君、だが彼の正体は悪に立ち向かう謎のヒーロー○○だった!
みたいなベタなヒーロー物なら最大の見せ場は間違いなく彼の正体がばれるところにあると思います。
実は最強だが普段は実力を隠している、なんていかにもな設定があるのにそれを全く活かしてない。
これはこの作品中最大のマイナスポイントじゃないでしょうか。
戦ったら戦ったで友達には結局本気出せない→辛くも勝利→実はお前強かったんだな・・・とか
そうじゃねえだろ!!!!!!!と激しくつっこみたい。
もっとこう誰もが苦戦するような敵に対して颯爽と現れるとかそういうのを期待してたのに・・・。
と思ったらいきなりエンディングかよ!とか、このEDあきらかにドラえもんのパクリだろとか細かい不満もたくさんあります。
ツキがいなかったら確実に60点台でした。
続編ありそうな感じに終わりましたが(完璧ぶつ切りでしたけど)どうなんでしょうか?FDは出すらしいですが。
最後ボロクソ言いましたが、評価出来る点もたくさんありますし伸びそうなライターさんなのでこれからも是非頑張ってほしいです。