可愛くちょっとおかしなヒロインと知り合ってエロいことをするゲーム。
無理のある女装ということでコメディ・バカゲーだと思っていたら、
これといった広がりも無くやたらあっさりバレて、あとはヒロインとエッチしまくりデイズ。起伏が無いというか、ちっぱい並のなだらかさというか、良くも悪くも「全てが許されている」感がある。
別にストーリーに期待していなかったし、ヒロインに萌えられればいいといえばそうなのだけれど、
まぁシナリオの質は低い。力量が足りていないし、あまり熱意も感じられない。
ところどころ面白い部分はあって、テキストよりもプロットの問題が大きい気がする。
そこまでタイクツなわけではないので、2周目以降シナリオへの期待を捨ててプレイすれば、ヒロインに萌えつつまったりいちゃエロゲーとして楽しめる。
キャラクターの魅力は平均以上で満足できるレベルにはあったので一安心。
先生がなんだかすごくグッときた。「男が苦手」設定は先生(25歳・ロリ体型)が一番効果的だった気がする。
エロが多いことに驚いた。
体験版でその片鱗は見せていたとはいえ、まさかねこねこがここまでエロ尽くしのゲームを出すとは思わなかった。
ただしエロ描写はそう濃くはない。CGもシーン数に比して少なく、使い回し(差分)で一部凌いでいるところが少し残念。
裸パッチはおまけとしては結構良かった。
演出は結構面白い。というか演出が一番面白い。
立ち絵とチビキャラの超アナログなアニメーション……この素朴さ、嫌いじゃないぜ。E-moteなんて知らない。
先輩の個別ボイス音量がデフォで10%くらいになってる斬新かつ怒られそうな仕様も好み。
もっと女装を生かして盛り上げるなりエロを濃くするなり、メリハリがあると良かったかな。
細かい事は一切気にせず、エッチなことが大好きなら、わりかし楽しめるかと思われます。