片倉さんと愛たんと銃撃音に萌えるゲーム。
一周目は即鬼隊の男臭さや熱さにテンションが上がり、莢香との学園恋愛パートに下がり、エンディングを終えてなかなか良かったなと思った。
二週目、個別ルートが差分程度しか無いことに気づいてダダ下がり、しかし愛がスーパーかわいいのでセーフ。
三週目はさすがにダレた。早苗がむちむちだったのと最後の展開が他の二人と若干違ったのが救い。
即鬼隊のゴツい男達との戦闘任務と主人公の成長、「普通」になれないけれど普通を望むYGCO達、長澤との関係など、熱い部分はとても面白かった。
中二とは違う燃えゲーとして期待通りの出来。
思いの外ヒロインに力が入っていて、さほど高レベルというわけではないけれど、ヒロイン萌えもそれなりに楽しめた。
ただそれでも銃撃戦任務をはじめとした燃えゲー要素の方が圧倒的に面白く、交互に挟まれる両者間の落差を感じる。
ブツ切り感も影響してスムーズに話にのめり込めなかった。
黒幕がわかりやすすぎるのはまだいいとしても、結局「敵」が漠然としていて、ストーリー自体の燃えは不完全燃焼。
クライマックスにヒロインを中心に据えるのもいいけれど、もっと大がかりなラストバトルが欲しかった。
演出がシンプルなのも少し寂しい。
せめて名も無きモブ隊員の悲鳴やら凄惨なCGやらをバンバン出して盛り上げてほしかった。
CGそのものは高レベル。エロも燃えも十分。
それと銃にこだわっているだけあって、それぞれ独自の発砲音を用意しているのは好印象。あまり詳しくないけれどFPSゲーで聞いたような音でわかりやすい。
キャラクターは男も女も実に良い。
声もほぼ完璧。
特に片倉さんの兄貴っぷりと、愛の愛らしさ()が大変良かった。
愛かわいいよ愛。ぶーってふくれる愛たんをお持ち帰りしてひたすら愛でていたい。
微妙なところもあるけれど、公式サイトを見て期待した部分には概ね応えてくれたので満足ではある。
派手で取り留めのないものより、シンプルで質実剛健な方が好みな自分には、結構合っていたかも。