「勢いとキャラクターが武器」のエンターテイメント作品。ハイテンションなコメディに乗せ、漫画家という創作者の物語を軸に繰り広げられる恋愛劇。展開や設定に大雑把なところはあっても、面白いものはそのパワーだけで面白く、楽しい。エロゲっぽいのにエロが無いという宇宙の真理よりも深刻な問題さえ気にしなければ、買って損したと思うようなことは無いはず。
副編集長の正体には度肝を抜かれましたw
気づけよ!!!
編集長の正体もw
いやおかしいだろ!!!
などという少年漫画にツッコミをいれるかのような無粋な真似はさておき、
あかざさんの描くぱんつはとてもよいもので、ハルカのおしりにググッとナニかが刺激されたり、
シリアスなシーンのCGにも堂々と足裏を描くそのプロ根性に戦慄したり、
相変わらずの箒星テキストやボキャ典にクスっとしたり、
かと思えば監督いじりに永久凍土の凍気を感じたり、
個別ルート後半で不覚にも泣かされたりと、
実にバラエティ豊かな楽しみを与えてくれた本作はまぎれもなく「面白かった」と言い切れます。
エロ無いけどどうしようかな……と思いながらも箒星シナリオに飢えていたところにエサを
目の前にぶら下げられて飛びついた自分はとても満足できました。
でもやっぱエロは欲しいよね……。切実に……。