ありがちなどたばたヒロイン同居ものとは違います
システム面・・・完璧といっていいほど充実しています。既読スキップはエピソード（小見出し）ごとに飛ばすか文章早送りで飛ばすかまで選べるので小気味よいです。また既読エピソードは次からエピソードごとに要約を読めます。結構これが楽しい。
本編は各キャラごとに焦点を当てた共通があって途中からどのルートに入るかを選択して個別に移行する流れ。マップセレクトでは重要イベントが起きる箇所に！が付いているのですぐ分かりますがそこを選ぶと他を選べずに即進行だったりするので最後に選択しないといけません。個別分岐のﾌﾗｸﾞは共通のマップセレクトで回った箇所の数でキャラごとに決まっているらしく適当に！マークが付いてるところだけ回っただけだと個別には入れません。また、個別に入った後もバッドエンドはありますが終盤の選択肢のみで内容も非常に簡単です。
ジャンルとしては純愛寄りでどのルートも涙を誘う展開があります。展開はよくありがちな急に数人の女の子が転がり込んできてという流れですが、これまたよくありがちな一度に複数やハーレムなどはありません。4人でラブラブみたいなのを期待してる人には向かないでしょう。また主人公がエロゲーとしては珍しく壮年という設定ですが最初はおっさん扱いされるものの、雰囲気は20代程度で全く気にならない程度ですのでその点は心配することはありません。逆にダメダメなオッサンがいいという人には向かないでしょう。
なお、登場人物は全て18歳以上です。個人的評価としてはメグ＞フィオナ＝プリス＞エレンという感じ。ちなみに全キャラ聖水が完備されてます。
メグ・・・天然の元気っ娘。最初は主人公のことなど眼中にない態度ですが個別入ると一途になります。可愛すぎます。告白するシーンとかもう忘れないですね。やる前はあまり気にかけてなかったキャラですが見事にはまりました。中盤から涙が出っぱなしに。メグだけ終盤の選択肢の数が多く、バッドエンドを踏む可能性は高いです。その分トゥルーを迎えたときの幸福感が半端ないです。
フィオナ・・・家出中のお嬢様。主人公が何とか食っていけるのも、ゲームタイトルのスイートロビンガールにも関係してくる何かと話の中核になるキャラ。告白するシーンと終盤で涙を誘います。エンドは二通り。
プリス・・・おでこちゃん。18歳以上ですが4人の中では最年少です。でこ射完備。平易なシナリオが続いて終盤でほろっときます。また、主人公の腹違いの妹（姉？）らしきキャラがこのルートで登場しますがはっきりもせず全く絡みもないので、ここに来て蛇足な設定な気がしないでもありません。
エレン・・・よくありがちな記憶少女。銀髪ロリということで結構期待してたんですが盛り上がりに欠けた気がします。あまりに不憫すぎたかな。でも悪いわけじゃなくて他がよすぎるんですね。途中の展開が不憫すぎるせいか最後は円満、エレンだけバッドエンドはありません。
全体的に見ても悪いところはなく、若干ロリ気味なところが許せれば誰でもプレイできるゲームでしょう。全エンドを見るとおまけのショートストーリーが見れます。