登場人物がみんな変。このゲームははじめから「思想」ありきでそこからストーリーとキャラを作っているので、どうも味付けが妙なような・・・
確かに思想がいいのは認めますが、それをあまりにも中心に持って行きすぎていると思います。
思想と日常・Hシーンがあまりにも乖離していて、不自然さを隠しきれない感があります。
あと、シナリオ全体の組み立て方も変わっていますね。起承転結ではなくて、起承承承とか、起承承転で終わっている物もあります。(後々、ここの「結」の部分は統合シナリオで明かされると言うことがわかりました)
ストーリーが進むにつれてなるほどと思わせるセリフも出てくるのですが、それがシナリオになんの影響も与えないまま終わってしまっているので、
結局はシナリオは平坦なままで終わってしまっています。
あと、立ち絵がかなり不自然な気が・・・
追加
統合シナリオをプレイしてませんでした。すいません。ここですべての哲学がつながります。哲学的にはかなり密度が濃いですね。これ以上の思想ゲームは私は見たことありません。
これを見たあとだと、日常シーンもそれなりの訳ありで見えてきます。
このゲームでは、とんでもない奇跡とか、ありそうもない出来事とか(Hシーンはのぞく)そういうものを極力排除して作られています。
テーマも、私たちが日常生活の中で何度も思い起こすことがありながら忘れられがちなものを厳選して選んで、それをシナリオの中にうまくとけ込ませています。
哲学が好きな人には絶対的におすすめなゲームだと思います。ただ、途中の頭悪そうなシーンにもめげずに最後の最後までプレイしてください。
統合エンディングですべてがつながり、また評価も変わります。