押しかけ彼女のヒロインが煮え切らない主人公の態度に切れて、「私を捕まえられたら別れてあげる」と称して無理やり追っかけっこ(ロールプレイ)をさせる話。
主人公は別に彼女と別れたいわけではないのですが、何というか靄のかかったような曖昧な心理状態にあります。
その主人公が本人の必ずしも望んでいる訳ではないロールプレイに無理やりつき合わされます。
紆余曲折を経て徐々に主人公の心の中の靄は晴れていくわけですが、二人が再び出会うドラマチックな過程を見せるのが主眼ではなく、主人公の心理にもっぱら焦点が当てられていた点が印象に残りました。