国盗りのSLGパートは面白い。しかし褒めるところはそれだけしかない。
このシリーズ、有名だが今までは手を出してこなかった。
主人公のランスが肌に合わなさそうだったからだ。
今回の作品では次々出される高評価に釣られてプレイすることを決断したが、やはり主人公の第一印象は変わらなかった。
その傍若無人で何も考えず本能の赴くままに行動する様は、エロゲの主人公としては相応しいのかもしれないがシナリオを構成する要素としては全く相応しくない。
本作の核である国盗りパートだが、保有武将数が最大30名というのは少なすぎる。
なぜ敵大名と同じ60にしてくれなかったのか・・・ユニーク武将をコンプリートできないのは辛い。
また、迷宮探索はつまらないとしか言えない。
同じシステムのボス戦は短いし白熱するが、どうも迷宮探索は冗長なだけで刺激に欠け戦略性も乏しく存在意義が分からなかった。
ルート設定もおかしい。
折角正史と銘打つなら、まずifルートを全てやらせた上で正史ルートに行けるようにしたほうがプレイヤーのモチベーション持続、上昇に繋がると思う。
自分は正史ルートをやった段階で腹いっぱいだったのでifルートのためのモチベーションが失われてしまった。
どうせifなんだからやる必要もないか、という具合にね。
アリスにはこのゲームシステムでランスとは違ったゲームを作ってほしいと強く感じた。