佳作程度かなと。
時たま間違った日本語があります。まあそれは良いとして、繰り返しプレイが必要となるんですが、徐々に謎が明らかになる王道パターン。しかしあまり楽しめないのは共通部分が多すぎるせいでしょう。日常が非日常に侵食されていく過程を上手く描写することで、こういった伝奇は、昇華される部分があると思うのですが、それもいまいちでした。侵食されきった後も、すぐに解決に突入とやや消化不良。那美ルートのラストも相手が、滑稽な三流とあっては盛り上がりも欠けるというものです。あと一番最初に感じたのが、キャラ作りがあざといなーと。このキャラはこういうキャラですよ、覚えておいてね、というのを嫌味なくスムーズに登場させていくのは平凡なエロゲーだとあまりないような気がするんですが、これももれなくそのパターンでした。あれ? これで佳作程度という評価なんですかね。同メーカーのアマノミコヒメのときじく(だったと思います)をモチーフにした物語のほうが面白かったような気がします。