智代が好きなら、アフターの展開も許容できるだろう。ただ、あの結末の必要性は本当にあったのだろうか?
プレイ時間10時間程度
序盤のギャグのキレ具合は抜群でした。可南子登場からもグングン面白くなる
一色ヒカルさんの演技はこれ以外の適材がいるか?というぐらいに声優変更に違和感がなく
フミオ絵も、これはこれでアリだなーと思える程度に。エロいしね
が、問題はアフター。これはちょっと……。
賛否両論出そうな終わり方っていうか、まぁ賛否両論出たから加筆修正されたんでしょう
でも私は逆に、加筆修正のせいでこのアフターシナリオが楽しめなくなったかもしれません
ターニングポイント(この場合悪い意味ですが)は、春原の友情出演シーン
「僕はこの街に帰る場所をなくしちゃったんだね……」という描写から
朋也が死んでしまったら、可南子や鷹文はもちろん、その他CLANNADで交友関係にあったキャラクター全てが報われない
私はCLANNAD自体そんなに好きってわけじゃないんですが、クリアするに当たって、春原という存在に多く救われた面があります
春原が居なかったらコンプ不可能だっただろ、と言えるレベルに
そんな春原のあんな描写を見せられちゃうと、易くても構わんのでGOODENDを期待してくなるわけです
で、最終的には朋也は記憶は取り戻すが、リハビリの甲斐も虚しく他界してしまいますよね
失うこと、乗り越えること、その強さを得て、人を救う側に回る智代を描いたのが本作だと解釈しましたが
本当に朋也が死ぬ必要性、というのはあったのか、と思うわけです
人生の遥かな高みへと、人の死を乗り越えることで得られる経験値は莫大だと思いますが……。
私が望むのはGOODENDでしたが、麻枝氏も考えてこのシナリオを作ったんでしょうし
CS版で加筆を加えて結末が変わらないのであれば、これが麻枝氏のベストアンサーなんでしょう
安直なGOODで締めても、それはそれで賛否両論になると思いますしね
というわけで、私の中で智代アフターという作品は「麻枝氏の手がけたCLANNADの二次創作作品」という位置づけとすることにします
こういう未来も、あったかもしれない。
Light Colorsという曲と巡り合えただけでも、儲け物だったと考えましょう
以下システム周りとか
主人公フルボイスってのは流石ですね。CS版だけある。CLANNADをプレイしてる時も「主人公フルボイス化すればいいのに」って思ってたので、これは素直に嬉しい
ただ音声が割れてる部分が多い。某キサラギほどじゃないにしろ、たまに酷いものがいくつか…。
メッセージウィンドウはオシャレでよかったと思います。
全体の尺の短さも気になりますが、これ安いので(私は2800円で購入)あんまり気にならないかな?
エロ入ってる方が軽くプレミア付いてるので、選択肢がなかったのも事実ですがw