二人のいちゃらぶ特化でした
EDがすごくいい歌で、気になったのでプレイしてみました。
個人的にはOPも大好きでOPムービーはきっちり全ルートで見てました。
共通が非常に短くて、個別ルートは前・後編に分かれています。
付き合い始めてからの恋愛を描くのにフォーカスされた作品ということで、いちゃらぶ成分や二人の世界を描くことに特化しているなぁという印象。
個別に入った後はルート毎のサブキャラ+MOBキャラと主人公一家(妹の亜子含む)以外は彼女としか絡むことはありません。
大きなシリアスもなく、彼女とのいちゃらぶがほとんどの成分を占めています。
学園物のような騒がしい雰囲気でお互いの恋愛を描くような感じではなく、一対一の関係をちゃんと描き切っているのは素晴らしいです。
個別はヒロインによって出来が結構違いますが、サブキャラの起用を最小限にヒロインとのいちゃらぶ重視なのはどのルートも変わりません。
以下各ヒロインの感想を攻略した順に書いていきます。
鹿目レイナ
共通から個別前半まで分かりやすく気を引けるようなイベントも起こらずに、急に気持ちを確かめ合っていちゃらぶし出した印象でした。
個別後半でどうしてここまで惹かれたのかに関しては語られますが、冗談のような関係から始まっていたので、この理由に関してはもう少し早めに持ってきてくれた方が読んでいて納得感はあったかも。
キャラクター自体は可愛かったです。
月野ましろ
共通から無理矢理彼氏彼女になったような感じで、最初から最後までフィーリングで通されたような…。
正直あまり印象に残っていないのはレイナ編とサブキャラまで使いまわしていたからか。
ちなみにこのゲームをやりたいと思ったのはこの子の髪型変更後が可愛かったからなんですが、髪型変更はアフターストーリーからでしたね…。
鳴瀬咲
家庭的なお天気お姉さんといちゃラブするルート。
最初はお互い本当に付き合ってるのか疑問に感じるような距離感から、少しづつ距離を詰めていってお互い無くてはならない関係になるような王道な恋愛だった印象です。
ハムジローの見た目と奇行が面白く、個別の中で笑いという点で言えば一番なルートでした。
ちなみにどうして初対面から間もなく付き合うことになったのかに関してはルート後半で説明があるのはレイナと同じです。
レイナと違う点は明らかに冗談のように彼氏彼女という関係を持ち出しているレイナに対して咲は最初からとりあえず付き合ってみることを承諾している点。
その違いだけで前半の個別で距離を縮めるために使える文章量が増えてるので、咲の方が分かりやすく恋愛してる感があったように思います。
北大路可憐
ツンデレヒロインのルート。
共通が非常に短いこのゲームではツンツン成分は控えめで、デレ成分多めなので可愛さに思う存分悶えられるルートになっています。
家事も完璧で献身的、しかもデレ成分多めと魅力的な属性が多くて、かなり人気が高いのも納得だなぁと思いました。
このゲームのヒロインの中でちゃんとエンディングに向けて何かを成し遂げるようなストーリーになってるルートは他になかったかな?と思いますし、最後の展開でOPの歌が流れるルートも他になかったんじゃないかなぁと。
主人公も一番このルートが自分の夢に向かって頑張ってたかな?と思います。
小鳥遊亜子
義妹ルート。
他のすべてのヒロインのフラグを全部折ると入るルートで、特に好感度を上げなくても最初から好感度MAXな義妹を堪能できます。
このルートを読み終えた後プロローグのシーンを見ると何か感慨深いものを感じます…。
両親が面白いキャラなので、もうちょっと両親と絡んで貰えるとよかったかなぁというのが個人的に残念だったところ。
余談ではありますが、羽鳥いちさんの演技力が凄かったです。
亜子というキャラクターの魅力ももちろんありますが、それ以上に声優さんの演技力で魅力を引き出されていたヒロインだったようにも思います。
最後にHシーンに関してですが、亜子・咲のルートでは5枠、他のルートでは4枠ずつあります。
正直ヒロインごとに格差をつけた理由は良く分かりませんが、いちゃらぶ路線で感情移入ができて、絵柄が気に入ればおかずになるかな?っていう感じです。
Hシーンより素のイチャイチャを見ながらにやにやしている方が満足感が高かったです。